風鈴 歌詞 Yellow Studs ふりがな付

ツアーに出でたらクビになった
また違ちがう所ところで働はたらくのか
ゴミのような履歴書りれきしょを書かいたら
ああ髭ひげでも剃そろうか

三さんか月過げつすぎた証明写真しょうめいしゃしん
引出ひきだしに欠片かけらが溜たまってる
バイト代だいほとんど消きえるぜ
それでも音おとを奏かなでたんだ

20代だいはまだ青春せいしゅん
『夢ゆめ』を掲かかげても痛いたくはない
この街まちに溢あふれる
そんな輩やからは山やまほどいるから
俺おれらも気きにせず 突つっ走ぱしっていた

十何年続じゅうなんねんつづけても
どこからも迎むかえは来きやしない
それでも誰だれかが「歌うたって」くれって
ああ少すこし報むくわれる

昔むかしのフライヤーを見みたんだ
夢ゆめが詰つまったフライヤー
随分ずいぶんダサいデザインだなって
一人ひとりで笑わらったんだ

三十路過みそじすぎたら現実げんじつ
『夢ゆめ』を掲かかげていりゃ白しろい眼め
この街まちを出でていった
仲間なかまたちは山やまほどいるのさ
それでも俺おれらはまだ走はしってるよ

大事だいじな風鈴ふうりんが割われた
赤あかい綺麗きれいな色いろだった
また夏なつがやって来きたけれど
もう鳴なり響ひびかない

夕焼ゆうやけの空見上そらみあげ
作つくってきた唄うたを口くちずさむ
残のこしてきた唄うたは 消けせやしないさ

夕焼ゆうやけの空見上そらみあげ
作つくってきた唄うたを口くちずさむ
残のこしてきた唄うたは 消けせやしないさ
いつか誰だれかの役やくに立たってくれと
願ねがっています