わかれの淋さびしさ 代かわってほしい
すがる思おもいで ひとり来きた
秋あきも晩おわりの 淋代さびしろは
その名なに違たがわぬ 海うみのいろ
女おんなのなみだで 染そめたでしょうか
風かぜが風かぜが騒ざわめく 淋代さびしろ海岸かいがん
浜辺はまべにこぼれた 小枝こえだをだいて
鳥とりは渡わたって 来きたという
命いのちがけなど 私わたしには
後悔こうかいばかりが 身みをせめる
私わたしにおちどが あったでしょうか
逸はぐれ逸それ鳥とり啼なく 淋代さびしろ海岸かいがん
ひとりで来きたのに 忘わすれたいのに
うしろ髪がみ引ひく 影法師かげぼうし
人ひとを愛あいした 倖しあわせは
淋さびしさ消きえても 消きえ残のこる
心こころのささえに なるのでしょうか
波なみが波なみが煌きらめく 淋代さびしろ海岸かいがん
わかれのwakareno淋sabiしさshisa 代kawaってほしいttehoshii
すがるsugaru思omoいでide ひとりhitori来kiたta
秋akiもmo晩owaりのrino 淋代sabishiroはha
そのsono名naにni違tagaわぬwanu 海umiのいろnoiro
女onnaのなみだでnonamidade 染soめたでしょうかmetadesyouka
風kazeがga風kazeがga騒zawaめくmeku 淋代sabishiro海岸kaigan
浜辺hamabeにこぼれたnikoboreta 小枝koedaをだいてwodaite
鳥toriはha渡wataってtte 来kiたというtatoiu
命inochiがけなどgakenado 私watashiにはniha
後悔koukaiばかりがbakariga 身miをせめるwosemeru
私watashiにおちどがniochidoga あったでしょうかattadesyouka
逸haguれre逸soれre鳥tori啼naくku 淋代sabishiro海岸kaigan
ひとりでhitoride来kiたのにtanoni 忘wasuれたいのにretainoni
うしろushiro髪gami引hiくku 影法師kageboushi
人hitoをwo愛aiしたshita 倖shiawaせはseha
淋sabiしさshisa消kiえてもetemo 消kiえe残nokoるru
心kokoroのささえにnosasaeni なるのでしょうかnarunodesyouka
波namiがga波namiがga煌kiraめくmeku 淋代sabishiro海岸kaigan