みつぼし空 歌詞 MintZ ふりがな付

音おともなく 時折ときおり舞まい散ちる小雪こゆきがほら
アスファルトの上うえすぐに溶とけて消きえてく
ポケットから出だした手てにふわり握にぎりしめて
君きみに寄よせる想おもいは こんなに積つもっていくのに

つかず離はなれずのこの関係かんけいで いいかとも思おもった
この街まちを離はなれて行いくことを 告つげられるまでは
戻もどせない時ときを悔くやんでも
春はるに君きみはもうそばにいない
お互たがいの気持きもち確たしかめておこう
ふたり辿たどる道みち積つもる雪ゆきで見みえなくなる前まえに

車くるまの中なか 窓越まどごしの星座せいざを指ゆびでなぞり
頬ほお寄よせて「ほら、あれが」と 嬉うれしそうに話はなし始はじめる

霞かすむ空そら まばゆい街まちの灯あかりに 消きえた小ちいさな星ほし
目めを凝こらすけれど見みえないんだ 君きみの心こころの中なかも
限かぎられた時ときは早過はやすぎて
素直すなおに向むき合あうこともないまま
慌あわてても先さきの見みえない恋道こいみち
踏ふみ込こむ心こころのアクセルを 緩ゆるめながら走はしった
すっかり隣となりで おやすみの君きみに
耳元みみもとでそっと「着ついたよ。」と
開ひらいた目めに 飛とび込こんで来きたのは

見みたことのない数かずの星ほし粒つぶが
澄すんだ夜空よぞらを 埋うめ尽つくしてた
溢あふれそうな気持きもち堪こたえきれずに
口元くちもと押おさえた君きみの手てを 伝つたい落おちた涙なみだ

虚うつろな瞳ひとみの中なかに見みつけた
僕ぼくを探さがす 小ちいさな光ひかり
もう迷まよわないで と強つよく抱だきしめて
ふたり包つつんだ 満まん星せいの空そら 積つもっていた想おもいも

春はるの兆きざしに 溶とけ始はじめていた