お猪口ちょこを濡ぬらした 酒さけしずく
小指こゆびですくって 噛かんでみる
別わかれの訳わけも 言いわないで
消きえた路地裏ろじうら 雨あめの中なか
あの日ひの あなたの あの背中せなか
暗夜あんやの恋こいは みれん咲ざき
追おってはいけない 裏うらの道みち
乱みだれた心こころの ちどり足あし
口紅くちべに一本ひとつで ほほえみを
作つくる暮くらしの 寂さびしさよ
こんなに こがれて 恋こいに泣なく
暗夜あんやの花はなは なみだ咲ざき
女おんなの暖簾のれんは たたんでも
生いきてく暖簾のれんは たためない
男おとこの気きままを 恨うらむより
残のこる優やさしさ 抱だきしめて
愛あいして 会あえない あの人ひとに
暗夜あんやの恋こいは ひとり咲ざき
おo猪口chokoをwo濡nuらしたrashita 酒sakeしずくshizuku
小指koyubiですくってdesukutte 噛kaんでみるndemiru
別wakaれのreno訳wakeもmo 言iわないでwanaide
消kiえたeta路地裏rojiura 雨ameのno中naka
あのano日hiのno あなたのanatano あのano背中senaka
暗夜anyaのno恋koiはha みれんmiren咲zaきki
追oってはいけないttehaikenai 裏uraのno道michi
乱midaれたreta心kokoroのno ちどりchidori足ashi
口紅kuchibeni一本hitotsuでde ほほえみをhohoemiwo
作tsukuるru暮kuらしのrashino 寂sabiしさよshisayo
こんなにkonnani こがれてkogarete 恋koiにni泣naくku
暗夜anyaのno花hanaはha なみだnamida咲zaきki
女onnaのno暖簾norenはha たたんでもtatandemo
生iきてくkiteku暖簾norenはha たためないtatamenai
男otokoのno気kiままをmamawo 恨uraむよりmuyori
残nokoるru優yasaしさshisa 抱daきしめてkishimete
愛aiしてshite 会aえないenai あのano人hitoにni
暗夜anyaのno恋koiはha ひとりhitori咲zaきki