小紅の渡し 歌詞 しいの実 ふりがな付

春はるには菜なの花はな 咲さき乱みだれ
秋あきには群むれ飛とぶ 赤あかとんぼ
自然しぜんを残のこす 長良ながらの川かわに
ギッチラー ギッチラー ギッチラコ
昔むかしそのまま 手漕てこぎの舟ふねで
夢ゆめを運はこぶよ 小紅おべにの渡わたし

花嫁はなよめさんが うつむいて
水面みなもを鏡かがみに 紅べにをさす
そんな昔むかしを 一人ひとりでしのび
ギッチラー ギッチラー ギッチラコ
あの娘こ思おもえば 心こころも揺ゆれて
想おもい出で運はこぶよ 小紅おべにの渡わたし

どんなに時代じだいが 流ながれても
繋つないで行いきたい 渡わたし舟ぶね
父おやから子こへと 子こからは孫まごへ
ギッチラー ギッチラー ギッチラコ
心こころしっかり 受うけ継つぎ今日きょうも
幸しあわせ運はこぶよ 小紅おべにの渡わたし