よみ：なのはなこいうた
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情なさけの深ふかさと 気風きっぷよさ
惚ほれりゃ一途いちずな 漁師ひとでした
布良港みなと離はなれた タイ釣つり舟ぶねは
大波なみにのまれて 戻もどらない
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
祈いのればきっと 逢あえますか
両瞼まぶたを閉とじれば 手招てまねかれ
嫁よめに来こいよと 呼よぶような
手縫てぬい浴衣ゆかたは 通とおさぬままに
桐きりのタンスで 待まっている
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
夢ゆめでもいいの 着きてほしい
時化しけならいつもの 縄暖簾なわのれん
徳利とくりならべて 流行歌はやりうた
猪口ちょこで交かわした 過去あのひの契ちぎり
酒場さかばの隅すみには 名残なごり酒ざけ
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
帰かえって来きてね 酔よわせてね
惚ほれりゃ一途いちずな 漁師ひとでした
布良港みなと離はなれた タイ釣つり舟ぶねは
大波なみにのまれて 戻もどらない
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
祈いのればきっと 逢あえますか
両瞼まぶたを閉とじれば 手招てまねかれ
嫁よめに来こいよと 呼よぶような
手縫てぬい浴衣ゆかたは 通とおさぬままに
桐きりのタンスで 待まっている
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
夢ゆめでもいいの 着きてほしい
時化しけならいつもの 縄暖簾なわのれん
徳利とくりならべて 流行歌はやりうた
猪口ちょこで交かわした 過去あのひの契ちぎり
酒場さかばの隅すみには 名残なごり酒ざけ
菜なの花はなの 菜なの花はなの 咲さく頃ころに
帰かえって来きてね 酔よわせてね
