冬すずめ 歌詞 愛みつ子 ふりがな付

春はるを待まつのは 慣なれっこだけど
独ひとりの夜よるは 死しぬほど長ながい
つめたい肌はだに 抱だき癖ぐせつけて
置おき去ざりなんて罪つみですよ あなた
北きたの酒場さかばの 止とまり木きで
震ふるえる私わたしは あ…冬ふゆすずめ

朝あさの窓辺まどべに 舞まい散ちる小雪こゆき
花はなびらよりも きれいに見みえた
寄より添そう愛あいが 儚はかなく消きえて
思おもい出でさえも凍こごえるわ あなた
北きたの酒場さかばで 酔よいしれて
泣ないてる私わたしは あ…冬ふゆすずめ

夢ゆめの中なかでも 右手みぎての指ゆびが
となりに有あった ぬくもり探さがす
桜さくらの便たより 受うけ取とる前まえに
幸しあわせつぼみ咲さかせてよ あなた
北きたの酒場さかばで めぐり逢あい
明日あしたへ飛とびたい あ…冬ふゆすずめ