耀かがよう誓ちかいに咲さく華はな
どうか見届みとどけて
凍こごえた季節きせつをなぞる
浮うかぶは優やさしい面影おもかげ
灯ともした強つよき決意ねがいは
花弁かべんを真紅しんくに染そめて
天上てんじょう揺ゆらめく風かぜよ
侘わびしさに問とい掛かけるのは
曼珠沙華まんじゅしゃげ
"咲さいて散ちる"それが宿命さだめと
決けっして恐おそれはしない
寂寞せきばくに仇花あだばな 焼やき付つけて
きっとまた実みのるその日ひを
信しんじて直ひた走はしれ
光ひかりのない冬ふゆを越こえた先さきへ
盃さかずきに誓ちかう 悲願花ヒガンバナ
走馬灯そうまとう 消きえぬ痛いたみを
噛かみ締しめ五臓ごぞうに隠かくして
若草わかくさ香かおる記憶きおくは
かの日ひを照てらす温ぬくもり
天上てんじょう見上みあげりゃ浮うかぶ
あの星ほしが潰ついえぬ限かぎり
止やまぬ雨あめ
咲さき誇ほこれ 命いのち捧ささげて
忠義ちゅうぎの名なの下もとで
一筋ひとすじの灯あかりに寄より添そって
雨開あまあけに虹にじの在処ありかで
再ふたたび笑わらえる日ひを
夢見ゆめみてはひとり風かぜの中なかで
盃さかずきに唄うたう 悲願花ヒガンバナ
季節ときが巡めぐって
何度なんど雪ゆきを降ふらせど
決けっして埋うもれぬあの日ひの光華こうかと
熱あつい背中せなかを心こころへと刻きざんで…
"咲さいて散ちる"それが宿命さだめと
この身みが囁ささやけど
孤独こどくではない事こと 知しれたから
"哀かなしみ"も"諦あきらめ"さえも
全すべて塗ぬり替かえて行いく
光ひかりある明日あすをただ信しんじて
咲さき誇ほこれ 命いのち捧ささげて
忠義ちゅうぎの名なの下もとで
何度なんど冷ひえた雨あめに打うたれても
義理ぎりに泣なき人情にんじょうに咲さく
誓ちかいの花はなであれ
"いつの日ひか道みちに変かわるように"
盃さかずきに映はえる 悲願花ヒガンバナ
耀kagayoうu誓chikaいにini咲saくku華hana
どうかdouka見届mitodoけてkete
凍kogoえたeta季節kisetsuをなぞるwonazoru
浮uかぶはkabuha優yasaしいshii面影omokage
灯tomoしたshita強tsuyoきki決意negaiはha
花弁kabenをwo真紅shinkuにni染soめてmete
天上tenjou揺yuらめくrameku風kazeよyo
侘wabiしさにshisani問toいi掛kaけるのはkerunoha
曼珠沙華manjusyage
"咲saいてite散chiるru"それがsorega宿命sadameとto
決kextuしてshite恐osoれはしないrehashinai
寂寞sekibakuにni仇花adabana 焼yaきki付tsuけてkete
きっとまたkittomata実minoるそのrusono日hiをwo
信shinじてjite直hita走hashiれre
光hikariのないnonai冬fuyuをwo越koえたeta先sakiへhe
盃sakazukiにni誓chikaうu 悲願花higanbana
走馬灯soumatou 消kiえぬenu痛itaみをmiwo
噛kaみmi締shiめme五臓gozouにni隠kakuしてshite
若草wakakusa香kaoるru記憶kiokuはha
かのkano日hiをwo照teらすrasu温nukuもりmori
天上tenjou見上miaげりゃgerya浮uかぶkabu
あのano星hoshiがga潰tsuiえぬenu限kagiりri
止yaまぬmanu雨ame
咲saきki誇hokoれre 命inochi捧sasaげてgete
忠義chuugiのno名naのno下motoでde
一筋hitosujiのno灯akaりにrini寄yoりri添soってtte
雨開amaakeにni虹nijiのno在処arikaでde
再futataびbi笑waraえるeru日hiをwo
夢見yumemiてはひとりtehahitori風kazeのno中nakaでde
盃sakazukiにni唄utaうu 悲願花higanbana
季節tokiがga巡meguってtte
何度nando雪yukiをwo降fuらせどrasedo
決kextuしてshite埋uもれぬあのmorenuano日hiのno光華koukaとto
熱atsuいi背中senakaをwo心kokoroへとheto刻kizaんでnde…
"咲saいてite散chiるru"それがsorega宿命sadameとto
このkono身miがga囁sasayaけどkedo
孤独kodokuではないdehanai事koto 知shiれたからretakara
"哀kanaしみshimi"もmo"諦akiraめme"さえもsaemo
全subeてte塗nuりri替kaえてete行iくku
光hikariあるaru明日asuをただwotada信shinじてjite
咲saきki誇hokoれre 命inochi捧sasaげてgete
忠義chuugiのno名naのno下motoでde
何度nando冷hiえたeta雨ameにni打uたれてもtaretemo
義理giriにni泣naきki人情ninjouにni咲saくku
誓chikaいのino花hanaであれdeare
"いつのitsuno日hiかka道michiにni変kaわるようにwaruyouni"
盃sakazukiにni映haえるeru 悲願花higanbana