浮き世橋 歌詞 北野まち子 ふりがな付

明日あすのことさえ 手探てさぐりで
ひとりため息いき ついた夜よる
この世よに流ながれる 苦労くろうの川かわを
越こえて行いきます ひとつずつ
せめて人並ひとなみ 幸しあわせを
夢見ゆめみて渡わたる 女おんなの浮うき世よ橋ばし

泣ないて別わかれた あの人ひとは
どこで今頃いまごろ どうしてる
心こころに流ながれる 思おもい出で川がわに
揺ゆれてせつない 恋こいひとつ
遠とおい面影おもかげ この胸むねに
浮うかべて渡わたる 女おんなの運命さだめ橋はし

他人ひとの優やさしさ あたたかさ
にじむ涙なみだの 嬉うれし泣なき
この世よに流ながれる 情なさけの川かわを
越こえて来きました 生いきて来きた
今日きょうも一いち日にち 恙つつがなく
笑顔えがおで渡わたる 女おんなの浮うき世よ橋ばし