弱虫は、幸福をさえおそれるものです。 歌詞 蟻 ふりがな付

本日ほんじつは雨模様あめもよう 傘かさに身みを預あずけては
濡ぬれた心こころ

人ひとは何故なぜ求もとめ 故ゆえに壊こわれる
雨音あまおとにつられ 明日あしたが見みえない

相合あいあい傘がさなど
持もち手てが主導権しゅどうけんを握にぎるでしょう

愛あいしたい 愛あいしたい
愛あいすれば愛あいするほど 視界しかいが霞かすむ
過去かこの誤あやまち 悪わるい癖くせ
「でも」「だけど」が邪魔じゃまして

ぽつりぽつり
冷つめたい海うみで 不憫ふびんに独ひとり
雨あめに濡ぬれたい 不憫ふびんな私わたし

漠然ばくぜんな御伽おとぎ話ばなし 証明しょうめい ここで見みせて
ひとつ幸しあわせください ふたつ愛あいしてください

本日ほんじつも雨模様あめもよう 傘かさが私わたしを濡ぬらす
いつの間まにか守まもってくれない傘かさ

この身みは落おちてく 雨あめと重かさなる
やがて流ながれ着つき 海うみへと還かえる

幸しあわせを感かんじ
明日あしたを見みることができないのでしょう

愛あいすれば 愛あいされたい
同等どうとうかそれ以上いじょうを下ください

愛あいしても 愛あいしても
何処どこかに 落おとした幸福こうふく

幸しあわせと 感かんじた
その刹那せつな 過去かこ引ひきずり壊こわれて散ちった
そうか私わたしに幸しあわせと感かんじる力ちからが無ないのでしょう

そうきっと
弱虫よわむしは、幸福こうふくをさえおそれるものです きっと
それでも幸しあわせを…