春風はるかぜが吹ふいた
日差ひざしが差さし込こむ部屋へやの中なかで
鏡かがみの中なかの2人ふたり
君きみの髪かみ 僕ぼくより短みじかいね
制服せいふくを脱ぬぎすて
空そらに浮うかべた青写真あおじゃしん
僕ぼくら世界せかいに羽はねを広ひろげたばかり
故郷ふるさとの思おもい出では
持もて余あますほど 君きみとならさ
のみこまれそうな街まちで
寄より添そうように息いきをしていた
どうして君きみの目めは
昔むかしより輝かがやいて見みえるの
新あたらしいハサミだけは
まだ手てに馴染なじんではいないみたいね
鏡かがみの中なか 僕ぼくは
君きみに髪かみを切きられている最中さいちゅう
昔話むかしばなしの隙間すきま
君きみに届とどく言葉ことば 探さがしてる
新米しんまい美容びよう師しの彼女かのじょの知しんないとこで
僕ぼくは恋こいをしていた
あの日ひ 今いまのこんな自分じぶんは
君きみを繋つなぎとめられないこと
心こころではそうわかってた
前まえに前まえに急いそいで
今いまに今いまにみといて
値踏ねぶみした夢ゆめ 毎日まいにち追おいかけ
君きみを見失みうしなっていても
新米しんまい美容びよう師しの彼女かのじょの鏡かがみの中なかに
2人ふたりが今いまもいるなら
きっと君きみの髪かみは長ながいし
ヒゲが濃こくなりだした僕ぼくとで
夜よるに消きえるかも
新米しんまい美容びよう師しの彼女かのじょも知しんないうちに
また春風はるかぜは吹ふいて
あのデタラメだった日々ひびも
君きみがいたこの部屋へやの隅々すみずみも
思おもい出でみたいなのになるのです
春風harukazeがga吹fuいたita
日差hizaしがshiga差saしshi込koむmu部屋heyaのno中nakaでde
鏡kagamiのno中nakaのno2人futari
君kimiのno髪kami 僕bokuよりyori短mijikaいねine
制服seifukuをwo脱nuぎすてgisute
空soraにni浮uかべたkabeta青写真aojashin
僕bokuらra世界sekaiにni羽haneをwo広hiroげたばかりgetabakari
故郷furusatoのno思omoいi出deはha
持moてte余amaすほどsuhodo 君kimiとならさtonarasa
のみこまれそうなnomikomaresouna街machiでde
寄yoりri添soうようにuyouni息ikiをしていたwoshiteita
どうしてdoushite君kimiのno目meはha
昔mukashiよりyori輝kagayaいてite見miえるのeruno
新ataraしいshiiハサミhasamiだけはdakeha
まだmada手teにni馴染najiんではいないみたいねndehainaimitaine
鏡kagamiのno中naka 僕bokuはha
君kimiにni髪kamiをwo切kiられているrareteiru最中saichuu
昔話mukashibanashiのno隙間sukima
君kimiにni届todoくku言葉kotoba 探sagaしてるshiteru
新米shinmai美容biyou師shiのno彼女kanojoのno知shiんないとこでnnaitokode
僕bokuはha恋koiをしていたwoshiteita
あのano日hi 今imaのこんなnokonna自分jibunはha
君kimiをwo繋tsunaぎとめられないことgitomerarenaikoto
心kokoroではそうわかってたdehasouwakatteta
前maeにni前maeにni急isoいでide
今imaにni今imaにみといてnimitoite
値踏nebuみしたmishita夢yume 毎日mainichi追oいかけikake
君kimiをwo見失miushinaっていてもtteitemo
新米shinmai美容biyou師shiのno彼女kanojoのno鏡kagamiのno中nakaにni
2人futariがga今imaもいるならmoirunara
きっとkitto君kimiのno髪kamiはha長nagaいしishi
ヒゲhigeがga濃koくなりだしたkunaridashita僕bokuとでtode
夜yoruにni消kiえるかもerukamo
新米shinmai美容biyou師shiのno彼女kanojoもmo知shiんないうちにnnaiuchini
またmata春風harukazeはha吹fuいてite
あのanoデタラメdetarameだったdatta日々hibiもmo
君kimiがいたこのgaitakono部屋heyaのno隅々sumizumiもmo
思omoいi出deみたいなのになるのですmitainanoninarunodesu