どの面つら下さげて 帰かえってきたと
叱しかる父とうさん 目めに涙なみだ
詫わびる言葉ことばも 声こえにはならず
切きれた絆きずなを 手繰たぐって結むすび
こころ通かよわす 父娘おやこ酒ざけ
世間せけんの水みずの 苦にがさを知しって
親おやの情なさけが 身みに沁しみた
なにも無なかった 振ふりして今いまは
むかしばなしで 一いち合ごう二に合ごう
夢ゆめに見みていた 父娘おやこ酒ざけ
無理むりしちゃ駄目だめと 顔かお見みる度たびに
言いってみたって 上うわの空そら
丸まるい背中せなかが 小ちいさく見みえて
世話せわを焼やかずに いられやしない
それが嬉うれしい 父娘おやこ酒ざけ
どのdono面tsura下saげてgete 帰kaeってきたとttekitato
叱shikaるru父touさんsan 目meにni涙namida
詫waびるbiru言葉kotobaもmo 声koeにはならずnihanarazu
切kiれたreta絆kizunaをwo 手繰taguってtte結musuびbi
こころkokoro通kayoわすwasu 父娘oyako酒zake
世間sekenのno水mizuのno 苦nigaさをsawo知shiってtte
親oyaのno情nasaけがkega 身miにni沁shiみたmita
なにもnanimo無naかったkatta 振fuりしてrishite今imaはha
むかしばなしでmukashibanashide 一ichi合gou二ni合gou
夢yumeにni見miていたteita 父娘oyako酒zake
無理muriしちゃshicha駄目dameとto 顔kao見miるru度tabiにni
言iってみたってttemitatte 上uwaのno空sora
丸maruいi背中senakaがga 小chiiさくsaku見miえてete
世話sewaをwo焼yaかずにkazuni いられやしないirareyashinai
それがsorega嬉ureしいshii 父娘oyako酒zake