佐渡さどは四十九しじゅうく里り 故郷ふるさとは
こころ靡なびけど 近ちかくて遠とおい
傷きずのいたみも なみだの味あじも
わかる女おんなに なりました
おけさ踊おどりの 三味線しゃみの音ねが
枕まくらぬらして 眠ねむれない
赤あかい椿つばきの 咲さくころは
夢ゆめに見みていた 素敵すてきな恋こいを
裏うらもおもても ないよに見みえた
恋こいがせつなく 風かぜに散ちる
娘むすめざかりは 過すぎました
都会とかいぐらしの 秋あきしぐれ
佐渡さどは吹雪ふぶきに 昏くれるのか
鳥とりもねぐらに 帰かえるだろうに
来こいと云ゆうたとて 行いかりょか佐渡さどへ
背伸せのびしてみる 遠とおい空そら
甘あまい夢ゆめなど 見みないけど
いつか抱だきたい 幸しあわせを
佐渡sadoはha四十九shijuuku里ri 故郷furusatoはha
こころkokoro靡nabiけどkedo 近chikaくてkute遠tooいi
傷kizuのいたみもnoitamimo なみだのnamidano味ajiもmo
わかるwakaru女onnaにni なりましたnarimashita
おけさokesa踊odoりのrino 三味線syamiのno音neがga
枕makuraぬらしてnurashite 眠nemuれないrenai
赤akaいi椿tsubakiのno 咲saくころはkukoroha
夢yumeにni見miていたteita 素敵sutekiなna恋koiをwo
裏uraもおもてもmoomotemo ないよにnaiyoni見miえたeta
恋koiがせつなくgasetsunaku 風kazeにni散chiるru
娘musumeざかりはzakariha 過suぎましたgimashita
都会tokaiぐらしのgurashino 秋akiしぐれshigure
佐渡sadoはha吹雪fubukiにni 昏kuれるのかrerunoka
鳥toriもねぐらにmonegurani 帰kaeるだろうにrudarouni
来koいとito云yuうたとてutatote 行iかりょかkaryoka佐渡sadoへhe
背伸senoびしてみるbishitemiru 遠tooいi空sora
甘amaいi夢yumeなどnado 見miないけどnaikedo
いつかitsuka抱daきたいkitai 幸shiawaせをsewo