プロムナードの足跡 2021 歌詞 転校少女* ふりがな付

イヤフォンで耳みみふさいだ
まぶしい大型おおがたのモニター
スクランブルが点滅てんめつする
遅おくれてるよと急せかしてる

駆かけ足あしで歩あるく大人おとな
ポケットに何なにを隠かくしてる?
僕ぼくだけが世界せかい中じゅうに
取とり残のこされて立たちすくむ

叫さけびたくなるんだ
行いき交かう人ひとの群むれの中なかで
ほんとにいるべき場所ばしょが
ここじゃないなら 答こたえを誰だれか教おしえてよ

嘘うそだよ
君きみだって 僕ぼくだって わかってる
ゆずれない夢ゆめのありか
戦たたかってくよ 向むき合あってくよ
まだ心こころは折おれてないから(目めをこらして)
「ダメ」なんて「ムダ」なんて 言葉ことばで(ここにいる)
ごまかして生いきていたくない
デタラメなこの街まちで
今いま 踏ふみ出だすんだ

朝あさ灼やけの明治めいじ通どおり
一瞬いっしゅん 誰だれもいなくなる
風かぜだけが聞きこえる時とき
自分じぶんの弱よわさ向むきあえる

足跡あしあとを残のこして行いくのが
大事だいじなんじゃなくて
残のこしてきた足跡あしあとに
今いまの自分じぶんがどれだけ胸むねを張はれるのか

そうだよ
いつだって どこだって 生いきてく
誰だれかを傷きずつけながら
あらがってでも 逆さからってでも
僕ぼくが僕ぼくでいられるために(耳みみすまして)
「どうせ」なんて「だって」なんて 言葉ことばで(そこにいて)
都合つごうよく生いきていたくない
不条理ふじょうりなこの街まちへ
今いま キスするんだ

広大こうだいな街まちの片隅かたすみ
もし君きみがこぼれおちたら
この手てで受うけとめたい 壊こわれてしまう前まえに
ちいさな力ちからでも

ここだよ
誰だれだって 誰だれだって 生いきてる
誰だれかを傷きずつけながら
絡からまってでも 転ころがってでも
僕ぼくは僕ぼくで他ほかにはいない
「きっと」なんて「いつか」なんて 言葉ことばに
だまされて生いきていたくない
僕ぼくの旅たびはここから始はじまる

いつだって どこだって 生いきてく
誰だれかを傷きずつけながら
あらがってでも 逆さからってでも
僕ぼくが僕ぼくでいられるために(耳みみすまして)
「どうせ」なんて「だって」なんて 言葉ことばで(そこにいて)
都合つごうよく生いきていたくない
不条理ふじょうりなこの街まちへ
今いま キスするんだ