残雪平野 歌詞 沖田真早美 ふりがな付

海岸線かいがんせんを離はなれ 向むかうあなたのふるさとは
戻もどり雪ゆきに埋うもれ まるで真冬まふゆのようです
列車れっしゃの窓まど 見みつめても
笑顔えがおだけが 浮うかんで来きます
迷まよい道みちを 戻もどれない
哀かなしみに終おわりは ありますか
帰かえらない 時ときを追おい 走はしる残雪ざんせつ平野へいや

遠とおく鳥とりが鳴ないて 春はるは何処どこかに来きてるのに
暗くらく沈しずむ胸むねは いつになったら明あけるの
日々ひびが過すぎて 行ゆくほどに
想おもいだけが 深ふかまるばかり
つらいことも よろこびも
いつだってふたりで 生いきていた
何処どこまでも つづいてる 此処ここは残雪ざんせつ平野へいや

ひとつひとつ 想おもい出でが
時ときの中なかで 絡からんでいます
つよく生いきる 約束やくそくが
今いまもまだあなたに 守まもれない
愛あいだけが 溶とけ残のこる こころ残雪ざんせつ平野へいや