傘かさをかしげて 上のぼりかけたら
下おりて来きたのが あのひとでした
袖そで摺すれ坂ざかは 出逢であい坂さか
うす紅べに色いろに こころも染そまり
やさしいおんなに なってゆく
そんな そんな気きがして 結むすぶ帯おび
他人ひとに話はなせば 幸ゆめが消きえそで
そっと仕舞しまって おきたいのです
袖そで摺すれ坂そですりざかの 花はなは恋こい
ほかには何なんにも いらないけれど
うなじに触ふれてる 指先ゆびさきは
ずっと ずっと私わたしの ものですね
袂たもと濡ぬらして 泣ないてた頃ころに
戻もどらないよに 祈いのっています
袖そで摺すれ坂そですりざかに 忍しのび雨あめ
注さされつ注さしつ ほんのり酔よって
このまま甘あまえて いたくなる
雨あめが 雨あめが止やむまで 夜明よあけまで
傘kasaをかしげてwokashigete 上noboりかけたらrikaketara
下oりてrite来kiたのがtanoga あのひとでしたanohitodeshita
袖sode摺sure坂zakaはha 出逢deaいi坂saka
うすusu紅beni色iroにni こころもkokoromo染soまりmari
やさしいおんなにyasashiionnani なってゆくnatteyuku
そんなsonna そんなsonna気kiがしてgashite 結musuぶbu帯obi
他人hitoにni話hanaせばseba 幸yumeがga消kiえそでesode
そっとsotto仕舞shimaってtte おきたいのですokitainodesu
袖sode摺sure坂sodesurizakaのno 花hanaはha恋koi
ほかにはhokaniha何nanにもnimo いらないけれどiranaikeredo
うなじにunajini触fuれてるreteru 指先yubisakiはha
ずっとzutto ずっとzutto私watashiのno ものですねmonodesune
袂tamoto濡nuらしてrashite 泣naいてたiteta頃koroにni
戻modoらないよにranaiyoni 祈inoっていますtteimasu
袖sode摺sure坂sodesurizakaにni 忍shinoびbi雨ame
注saされつsaretsu注saしつshitsu ほんのりhonnori酔yoってtte
このままkonomama甘amaえてete いたくなるitakunaru
雨ameがga 雨ameがga止yaむまでmumade 夜明yoaけまでkemade