そっと襟えりあし 撫なでてゆく
風かぜはあなたの 吐息といきでしょうか
中橋はしを渡わたれば 三之町さんのまち
訪たずねて来きました 逢あいたくて
ずっと私わたしは 独ひとりでいたと
どうか伝つたえて… 飛騨ひだの月つき
宵よいの祭まつりに ふたりして
堅かたく結むすんだ 心こころと心こころ
きっと解ほどけて いないこと
今いまでも信しんじて いる私わたし
江名子えなこ川かわに浮うかんで ふるえて揺ゆれて
泣ないてくれてる… 飛騨ひだの月つき
両りょう掌てのひら合あわせる 白川郷しらかわの
茅葺やねは私わたしの 祈いのりの姿すがた
あなた以外いがいに 希きみなど
本当ほんとうは何なんにも ありません
夢ゆめを抱だきしめ 待まってることを
どうか伝つたえて… 飛騨ひだの月つき
そっとsotto襟eriあしashi 撫naでてゆくdeteyuku
風kazeはあなたのhaanatano 吐息toikiでしょうかdesyouka
中橋hashiをwo渡wataればreba 三之町sannomachi
訪tazuねてnete来kiましたmashita 逢aいたくてitakute
ずっとzutto私watashiはha 独hitoりでいたとrideitato
どうかdouka伝tsutaえてete… 飛騨hidaのno月tsuki
宵yoiのno祭matsuりにrini ふたりしてfutarishite
堅kataくku結musuんだnda 心kokoroとto心kokoro
きっとkitto解hodoけてkete いないことinaikoto
今imaでもdemo信shinじてjite いるiru私watashi
江名子enako川kawaにni浮uかんでkande ふるえてfuruete揺yuれてrete
泣naいてくれてるitekureteru… 飛騨hidaのno月tsuki
両ryou掌tenohira合aわせるwaseru 白川郷shirakawaのno
茅葺yaneはha私watashiのno 祈inoりのrino姿sugata
あなたanata以外igaiにni 希kiみなどminado
本当hontouはha何nanにもnimo ありませんarimasen
夢yumeをwo抱daきしめkishime 待maってることをtterukotowo
どうかdouka伝tsutaえてete… 飛騨hidaのno月tsuki