風かぜに追おわれた 湯ゆけむりに
泣ないてつかまる 長ながい夜よる
心細こころぼそさに 見みる月つきは
雲くもに消けされる 二十日はつか月つき
ひとり情じょうの 熱海あたみ妻つま
月つきのあかりで 妻つまと書かく
名前なまえとかした なみだ文字もじ
こころ寒さむさに 宿帳やどちょうを
抱だいて眠ねむった 波なみの夜よる
湯気ゆげに隠かくれる 熱海あたみ妻つま
一生いっしょう添そえない 宿命さだめでも
あなた待まつ夜よるの うれしさに
酔よえば咲さきます おんな花ばな
梅花うめによりそう 鶯うぐいす
あなた待まちます 熱海あたみ妻つま
風kazeにni追oわれたwareta 湯yuけむりにkemurini
泣naいてつかまるitetsukamaru 長nagaいi夜yoru
心細kokorobosoさにsani 見miるru月tsukiはha
雲kumoにni消keされるsareru 二十日hatsuka月tsuki
ひとりhitori情jouのno 熱海atami妻tsuma
月tsukiのあかりでnoakaride 妻tsumaとto書kaくku
名前namaeとかしたtokashita なみだnamida文字moji
こころkokoro寒samuさにsani 宿帳yadochouをwo
抱daいてite眠nemuったtta 波namiのno夜yoru
湯気yugeにni隠kakuれるreru 熱海atami妻tsuma
一生issyou添soえないenai 宿命sadameでもdemo
あなたanata待maつtsu夜yoruのno うれしさにureshisani
酔yoえばeba咲saきますkimasu おんなonna花bana
梅花umeによりそうniyorisou 鶯uguisu
あなたanata待maちますchimasu 熱海atami妻tsuma