男おとこわらじを 涙なみだではけば
またもひと吹ふき 小夜さよあらし
仇あだな仁義じんぎに 生命いのちをかけた
これがやくざの 泣なき笑わらい
あばれ月代さかやき 情なさけがからむ
ここは追分おいわけ 別わかれ道みち
雁かりに頼たのもか つばめに言いおか
どうせ旅寝たびねの 片かただより
濡ぬれた瞼まぶたに おもかげ二ふたつ
誰だれが呼よぶやら 招まねくやら
落おちる涙なみだを 黙だまってふいて
義理ぎりが生命いのちの 道中どうちゅう笠がさ
男otokoわらじをwarajiwo 涙namidaではけばdehakeba
またもひとmatamohito吹fuきki 小夜sayoあらしarashi
仇adaなna仁義jingiにni 生命inochiをかけたwokaketa
これがやくざのkoregayakuzano 泣naきki笑waraいi
あばれabare月代sakayaki 情nasakeがからむgakaramu
ここはkokoha追分oiwake 別wakaれre道michi
雁kariにni頼tanoもかmoka つばめにtsubameni言iおかoka
どうせdouse旅寝tabineのno 片kataだよりdayori
濡nuれたreta瞼mabutaにni おもかげomokage二futaつtsu
誰dareがga呼yoぶやらbuyara 招maneくやらkuyara
落oちるchiru涙namidaをwo 黙damaってふいてttefuite
義理giriがga生命inochiのno 道中douchuu笠gasa