下駄げたを鳴ならして 奴やつが来くる
腰こしに手てぬぐい ぶらさげて
学生服がくせいふくに しみ込こんだ
男おとこの臭においが やってくる
ああ 夢ゆめよ 良よき友ともよ
おまえ今頃いまごろ どの空そらの下したで
俺おれとおんなじ あの星ほしみつめて何なに想おもう
可愛かわいいあの娘こに 声こえかけられて
頬ほほを染そめてた うぶな奴やつ
語かたり明あかせば 下宿屋げしゅくやの
おばさん酒さけ持もって やってくる
ああ 恋こいよ 良よき友ともよ
俺おれは今いまでも この町まちに住すんで
女房にょうぼう子供こどもに 手てを焼やきながらも生いきている
家庭教師かていきょうしの ガラじゃない
金かねのためだと 言いいながら
子供こども相手あいてに 人ひとの道みち
人生じんせいなどを 説とく男おとこ
ああ 夢ゆめよ 良よき友ともよ
便たよりしたため 探さがしてみたけど
暑中見舞しょちゅうみまいが 返かえってきたのは秋あきだった
学生達がくせいたちが 通とおりゆく
あいつ程ほどでは ないにしろ
まじめなのさと 言いいたげに
肩かたで風切かざきりって 飛とんでゆく
ああ 友ともよ 良よき奴やつよ
今いまの暮くらしに あきたら二人ふたりで
夢ゆめをかかえて 旅たびでもしないかあの頃ころへ
下駄getaをwo鳴naらしてrashite 奴yatsuがga来kuるru
腰koshiにni手teぬぐいnugui ぶらさげてburasagete
学生服gakuseifukuにni しみshimi込koんだnda
男otokoのno臭nioいがiga やってくるyattekuru
ああaa 夢yumeよyo 良yoきki友tomoよyo
おまえomae今頃imagoro どのdono空soraのno下shitaでde
俺oreとおんなじtoonnaji あのano星hoshiみつめてmitsumete何nani想omoうu
可愛kawaiいあのiano娘koにni 声koeかけられてkakerarete
頬hohoをwo染soめてたmeteta うぶなubuna奴yatsu
語kataりri明aかせばkaseba 下宿屋gesyukuyaのno
おばさんobasan酒sake持moってtte やってくるyattekuru
ああaa 恋koiよyo 良yoきki友tomoよyo
俺oreはha今imaでもdemo このkono町machiにni住suんでnde
女房nyoubou子供kodomoにni 手teをwo焼yaきながらもkinagaramo生iきているkiteiru
家庭教師kateikyoushiのno ガラgaraじゃないjanai
金kaneのためだとnotamedato 言iいながらinagara
子供kodomo相手aiteにni 人hitoのno道michi
人生jinseiなどをnadowo 説toくku男otoko
ああaa 夢yumeよyo 良yoきki友tomoよyo
便tayoりしたためrishitatame 探sagaしてみたけどshitemitakedo
暑中見舞syochuumimaiがga 返kaeってきたのはttekitanoha秋akiだったdatta
学生達gakuseitachiがga 通tooりゆくriyuku
あいつaitsu程hodoではdeha ないにしろnainishiro
まじめなのさとmajimenanosato 言iいたげにitageni
肩kataでde風切kazakiriってtte 飛toんでゆくndeyuku
ああaa 友tomoよyo 良yoきki奴yatsuよyo
今imaのno暮kuらしにrashini あきたらakitara二人futariでde
夢yumeをかかえてwokakaete 旅tabiでもしないかあのdemoshinaikaano頃koroへhe