花はなを枕まくらの 盃さかずきに
紅べにのかおりの 舞まう午後ごごは
好すいた惚ほれたに 酔ようもよし
浮世うきよまかせの 春はるだもの
とぎれとぎれに 蝉せみしぐれ
ほろり情じょうに つまづいて
遠とおい父母ふぼ 抱だくもよし
浮世うきよまかせの 夏なつの宵よい
夢ゆめをたずねて いそぐ男ひと
待まってこがれて やせる女ひと
背中合せなかあわせの 旅たびもよし
浮世うきよまかせの 秋あき深ふかく
どこか恋こいしい 古傷ふるきずに
更ふけて木枯こがらし 冴さえる夜よるは
心こころふるえて 泣なくもよし
浮世うきよまかせの 冬ふゆの中なか
いいさ そうだよ 誰だれも皆みんな
浮世うきよまかせの 風車かざぐるま
花hanaをwo枕makuraのno 盃sakazukiにni
紅beniのかおりのnokaorino 舞maうu午後gogoはha
好suいたita惚hoれたにretani 酔yoうもよしumoyoshi
浮世ukiyoまかせのmakaseno 春haruだものdamono
とぎれとぎれにtogiretogireni 蝉semiしぐれshigure
ほろりhorori情jouにni つまづいてtsumaduite
遠tooいi父母fubo 抱daくもよしkumoyoshi
浮世ukiyoまかせのmakaseno 夏natsuのno宵yoi
夢yumeをたずねてwotazunete いそぐisogu男hito
待maってこがれてttekogarete やせるyaseru女hito
背中合senakaaわせのwaseno 旅tabiもよしmoyoshi
浮世ukiyoまかせのmakaseno 秋aki深fukaくku
どこかdokoka恋koiしいshii 古傷furukizuにni
更fuけてkete木枯kogaらしrashi 冴saえるeru夜yoruはha
心kokoroふるえてfuruete 泣naくもよしkumoyoshi
浮世ukiyoまかせのmakaseno 冬fuyuのno中naka
いいさiisa そうだよsoudayo 誰dareもmo皆minna
浮世ukiyoまかせのmakaseno 風車kazaguruma