江の島悲歌 歌詞
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泣なけば未練みれんの ますものを
今宵こよい嘆なげきの 桟橋さんばしの
月つきにくずれる わが影かげよ
哀あわれ夢ゆめなき 青春せいしゅんを
海うみの暗くらさに 散ちらす夜よる
君きみは遥はるけき 相模灘さがみなだ
漁いさり灯びよりも 遠とおき人ひと
さらば情なさけの 江えの島しまの
みどり哀かなしき わが恋こいよ
南風ハエの汐路しおじの 流ながれ藻もに
明日あすは真白まっしろき 花はなと咲さけ
馬骨
2023/01/18 03:05
1951年(昭和26年)大高ひさお作詞、倉若晴生作曲の歌である・・管原の当たり曲であろう・・恋の片瀬の浜千鳥~~このビブラートで歌に呑み込まれてしまう・・哀れ夢なき青春を、海の暗さに散らす夜・・さらば情けの江の島の、緑悲しき我が恋よ、南風の汐路の流れ藻に、明日は真白き花と咲け・・最近のシングソングライターの歌ではこういう詩は書けない、また歌い手が感情移入する歌との距離間がない・・管原自身歌に惚れ、切々とした素晴らしい歌である・・