ねえ ねえ 僕ぼくの声こえは
まだ君きみに届とどくかな
あの夢ゆめに消きえた君きみが
今いまでもそこにいるようで
近ちかづけばはにかむ顔かお
僕ぼくの名前なまえを呼よぶ声こえ
そう願ねがうように
満みちては溶とけ出だす月つき明あけに
泣なき虫むしな君きみが呼よんでいる
悒ゆう々ゆう 入いり江えを彷徨さまよえば
僕ぼくは幸しあわせでしょうか
僕ぼくの隣となりと 君きみの隣となりを
不意ふいに抜ぬけた弥生やよいの風かぜ
明日あしたは帰かえろう お家うちに帰かえろう
君きみは無口むくちのままで
思おもい出では取とり残のこされ
十とう日か余あまりの月つきだけ
もう見みたくもない
溶とけても満みちないこの夜よるに
僕ぼくだけが埋うめる最終便さいしゅうびん
悠々ゆうゆう 揺蕩たゆたう 事触ことぶれに
君きみは悲かなしむだろうか
消きえていく 波間なみまの声こえ
僕ぼくだけが大人おとなになる
ああ 失なくして 気きづくこと
ほんの少すこし 大事だいじに
優やさしくしてあげたら
世界せかいが飲のまれたその後あとに
僕ぼくは入いり江えに残のこされた
いついつまでかもわからずに
心こころは傘かさもさせない
ごめんね何なにもできずに
遠とおく 遠とおく 遠とおく
僕ぼくを連つれて行いけ
ねえnee ねえnee 僕bokuのno声koeはha
まだmada君kimiにni届todoくかなkukana
あのano夢yumeにni消kiえたeta君kimiがga
今imaでもそこにいるようでdemosokoniiruyoude
近chikaづけばはにかむdukebahanikamu顔kao
僕bokuのno名前namaeをwo呼yoぶbu声koe
そうsou願negaうようにuyouni
満miちてはchiteha溶toけke出daすsu月tsuki明aけにkeni
泣naきki虫mushiなna君kimiがga呼yoんでいるndeiru
悒yuu々yuu 入iりri江eをwo彷徨samayoえばeba
僕bokuはha幸shiawaせでしょうかsedesyouka
僕bokuのno隣tonariとto 君kimiのno隣tonariをwo
不意fuiにni抜nuけたketa弥生yayoiのno風kaze
明日ashitaはha帰kaeろうrou おo家uchiにni帰kaeろうrou
君kimiはha無口mukuchiのままでnomamade
思omoいi出deはha取toりri残nokoされsare
十tou日ka余amaりのrino月tsukiだけdake
もうmou見miたくもないtakumonai
溶toけてもketemo満miちないこのchinaikono夜yoruにni
僕bokuだけがdakega埋uめるmeru最終便saisyuubin
悠々yuuyuu 揺蕩tayutaうu 事触kotobuれにreni
君kimiはha悲kanaしむだろうかshimudarouka
消kiえていくeteiku 波間namimaのno声koe
僕bokuだけがdakega大人otonaになるninaru
ああaa 失naくしてkushite 気kiづくことdukukoto
ほんのhonno少sukoしshi 大事daijiにni
優yasaしくしてあげたらshikushiteagetara
世界sekaiがga飲noまれたそのmaretasono後atoにni
僕bokuはha入iりri江eにni残nokoされたsareta
いついつまでかもわからずにitsuitsumadekamowakarazuni
心kokoroはha傘kasaもさせないmosasenai
ごめんねgomenne何naniもできずにmodekizuni
遠tooくku 遠tooくku 遠tooくku
僕bokuをwo連tsuれてrete行iけke