よみ:もうしゅうのげるにか
妄執のゲルニカ 歌詞
-
TaKU.K feat. 初音ミク
- 2020.4.14 リリース
- 作詞
- TaKU.K
- 作曲
- TaKU.K
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一粒ひとつぶを飲のみ干ほして、
ひととき極彩色ごくさいしきの夢ゆめに溺おぼれ
二ふた粒つぶを噛かみ砕くだき、
微睡まどろむ耽美たんびな沼ぬまで虹にじを眺ながめむ
十とうの悦えつ、舐なめ回まわす
奪うばわれた熱ねつの跡あとを残のこさぬように
百ひゃくの楽らく、貪むさぼれば、
砕くだけど晴はれぬ憎にくしみも楽らくになる?
閉とじ込こめた匣はこを開あけぬように
只ただ、蛆うじや愚者ぐしゃとなりて身みを零こぼす
苦にがい、死骸しがいみたいな蜜みつの味あじ
上塗うわぬりしていく 恥はじも知しらずに
ああ、仕舞しまえない 桜さくらの肌はだの温ぬくもりを
ああ、逃のがせない 誓ちかいを交かわす声こえを
ああ、逃のがれたい 赤黒あかぐろく染そまりし記憶きおく
塗ぬり重かさねて、色いろは潰つぶれて、眼まなこは黒くろへと沈しずむ
痩やせこけた頬ほおに窪くぼんだ目め
妖あやかしを模もしたような寂さびの果はて
げに恐おそろしや 水面みなもの痴鈍ちどん
己おのが罪つみを逃のがれて絶たえるなど
飽あく無なき欲よくが湧わき上あがれば
又また、虫むしや腐ふ者しゃの如ごとく這はい回まわる
痛いたい、辛つらい、得えたい、と哭なく心こころ
逃のがれた罰ばつが注つぎ込こまれていく
のたうち回まわる
ああ、憎にくらしい 穢けがれた肌はだに突つき刺さした
煩わずらわしい ザラつく声こえで達たっした
ただ虚むなしい憂うさ晴ばらし
醜態しゅうたいの身みを晒さらし、乾かわき笑わらう
過去かこの一幕ひとまく 色濃いろこく脳のうの髄ずいを浸ひたす
裂さけぬ肌はだを掻かいて、枯かれぬ声こえで鳴ないた
然されど針はりが血ちの管くだを巡めぐるようだ
満みたし、満みたされてた ささやかな暮くらしへ
戻もどりたい、戻もどれないが繰くり返かえされる
明あけぬ夜よるの中なかで 果はてぬ悪あく夢ゆめを見みた
幾度いくど捲まくり、捲まくれば終おわるだろうか
逃のがれる術すべは無なく、向むき合あう肝きもは無なく、
泥どろで埋うずめられた理性りせい、感性かんせい
ああ、分わからない 初はじめて触ふれた肌はだのこと
あぁ、分わからない 寄より添そう誰だれかの声こえ
あァ、わからない、ワカラナイ
かなしみとはナニ?
朧おぼろの目めに映うつるもの無なし 二に度目どめは抜ぬけ殻がらとなる
嗚呼ああ、二ふたつの器うつわが満みたされることはない
ひととき極彩色ごくさいしきの夢ゆめに溺おぼれ
二ふた粒つぶを噛かみ砕くだき、
微睡まどろむ耽美たんびな沼ぬまで虹にじを眺ながめむ
十とうの悦えつ、舐なめ回まわす
奪うばわれた熱ねつの跡あとを残のこさぬように
百ひゃくの楽らく、貪むさぼれば、
砕くだけど晴はれぬ憎にくしみも楽らくになる?
閉とじ込こめた匣はこを開あけぬように
只ただ、蛆うじや愚者ぐしゃとなりて身みを零こぼす
苦にがい、死骸しがいみたいな蜜みつの味あじ
上塗うわぬりしていく 恥はじも知しらずに
ああ、仕舞しまえない 桜さくらの肌はだの温ぬくもりを
ああ、逃のがせない 誓ちかいを交かわす声こえを
ああ、逃のがれたい 赤黒あかぐろく染そまりし記憶きおく
塗ぬり重かさねて、色いろは潰つぶれて、眼まなこは黒くろへと沈しずむ
痩やせこけた頬ほおに窪くぼんだ目め
妖あやかしを模もしたような寂さびの果はて
げに恐おそろしや 水面みなもの痴鈍ちどん
己おのが罪つみを逃のがれて絶たえるなど
飽あく無なき欲よくが湧わき上あがれば
又また、虫むしや腐ふ者しゃの如ごとく這はい回まわる
痛いたい、辛つらい、得えたい、と哭なく心こころ
逃のがれた罰ばつが注つぎ込こまれていく
のたうち回まわる
ああ、憎にくらしい 穢けがれた肌はだに突つき刺さした
煩わずらわしい ザラつく声こえで達たっした
ただ虚むなしい憂うさ晴ばらし
醜態しゅうたいの身みを晒さらし、乾かわき笑わらう
過去かこの一幕ひとまく 色濃いろこく脳のうの髄ずいを浸ひたす
裂さけぬ肌はだを掻かいて、枯かれぬ声こえで鳴ないた
然されど針はりが血ちの管くだを巡めぐるようだ
満みたし、満みたされてた ささやかな暮くらしへ
戻もどりたい、戻もどれないが繰くり返かえされる
明あけぬ夜よるの中なかで 果はてぬ悪あく夢ゆめを見みた
幾度いくど捲まくり、捲まくれば終おわるだろうか
逃のがれる術すべは無なく、向むき合あう肝きもは無なく、
泥どろで埋うずめられた理性りせい、感性かんせい
ああ、分わからない 初はじめて触ふれた肌はだのこと
あぁ、分わからない 寄より添そう誰だれかの声こえ
あァ、わからない、ワカラナイ
かなしみとはナニ?
朧おぼろの目めに映うつるもの無なし 二に度目どめは抜ぬけ殻がらとなる
嗚呼ああ、二ふたつの器うつわが満みたされることはない