すっかり乗のり慣なれたフライトで
今日きょうこそ墜おちてくれないだろうかと
頬杖ほおづえついて雲くもを眺ながめる話はなしをあと何なん度どしよう
誰だれかを言いい負まかす為ための機会きかいを
何なにかにつけ狙ねらっていた暮くらしも
未いまだに古ふるくなっちゃくれない
優やさしくしてくれたあの子こにまでも
どうせ心こころの中なかじゃ、なんてことを
思おもってしまったのもつい最近さいきんではあるけれど
小指こゆびに巻まいた絆創膏ばんそうこうが
見みえるようにと近ちかづいたばっかりに
本当ほんとうは無なかった傷きずが欲ほしくなる
洒落しゃれっ気けに欠かけていた生返事なまへんじを
嫌きらってくれとまでは言いえないけど
攫さらっていった未来みらいに「そうかそうか」と頷うなずいて
歩あるいた地上ちじょうでのこと
飛とべない鳥とりになっていた ふらり彷徨さまよったまま
空そらからじゃ見みられない眺ながめがあるんだと
言葉ことばへ落おとし込こんで最後さいご 嘘うそに変かわってもね
ただそれとなく伝つたわるものがあればいい
ぼんやり難むずかしく思おもうことも
それなりに愛いとしくなれることを
知しってか知しらでか分わかったフリばかりが上手うまい人ひとを
嘲あざけたことは無ないと言いったものの
意味いみもなくケラケラと笑わらう僕ぼくを
言いい表あらわせた文字もじが欲ほしくなる
黙だまっていれば誰だれかが口くちを開ひらくもの
座すわって待まっていましょう お茶ちゃを飲のみながらでも
狂くるっちまった時代じだいよさらば 「お先さきにどうぞ」と
静しずかに言いった後あと
泳およげない魚さかなになっていた ひとり強張こわばったまま
水面みなもに歪ゆがんだ自分じぶんの姿すがたを記憶きおくへ落おとし込こんで
誰だれも悪わるくないんだってね
ただ一度いちどだけ思おもわせるものがあればいい
誰だれのせいだろう 僕ぼくのせいかも
いや、きっとあいつのせいだのと
暗くらくなる外そと 張はり詰つめる場所ばしょ 繰くり出だす一人ひとり分ぶんの音おと
「あなたにはわからないだろうけど」
言葉ことば尻じりにはそう言いい捨すててやろう
でも 嗚呼ああもう いつまで経たっても救すくわれない歌うたよ
あるはずがなくなっていた ゆらり揺蕩たゆたったまま
寄よる辺べなく縋すがっていたはずだったのに
思おもいを遡さかのぼってみたって思おもい出だせないね
それが端はなからあったものなのかすら
飛とべない鳥とりになっていた ふらり彷徨さまよったまま
空そらからじゃ見みられない眺ながめがあるんだと
言葉ことばへ落おとし込こんで最後さいご 嘘うそに変かわってもね
ただそれとなく伝つたわるものがあればいい
すっかりsukkari乗noりri慣naれたretaフライトfuraitoでde
今日kyouこそkoso墜oちてくれないだろうかとchitekurenaidaroukato
頬杖hoodueついてtsuite雲kumoをwo眺nagaめるmeru話hanashiをあとwoato何nan度doしようshiyou
誰dareかをkawo言iいi負maかすkasu為tameのno機会kikaiをwo
何naniかにつけkanitsuke狙neraっていたtteita暮kuらしもrashimo
未imaだにdani古furuくなっちゃくれないkunatchakurenai
優yasaしくしてくれたあのshikushitekuretaano子koにまでもnimademo
どうせdouse心kokoroのno中nakaじゃja、なんてことをnantekotowo
思omoってしまったのもついtteshimattanomotsui最近saikinではあるけれどdehaarukeredo
小指koyubiにni巻maいたita絆創膏bansoukouがga
見miえるようにとeruyounito近chikaづいたばっかりにduitabakkarini
本当hontouはha無naかったkatta傷kizuがga欲hoしくなるshikunaru
洒落syareっxtu気keにni欠kaけていたketeita生返事namahenjiをwo
嫌kiraってくれとまではttekuretomadeha言iえないけどenaikedo
攫saraっていったtteitta未来miraiにni「そうかそうかsoukasouka」とto頷unazuいてite
歩aruいたita地上chijouでのことdenokoto
飛toべないbenai鳥toriになっていたninatteita ふらりfurari彷徨samayoったままttamama
空soraからじゃkaraja見miられないrarenai眺nagaめがあるんだとmegaarundato
言葉kotobaへhe落oとしtoshi込koんでnde最後saigo 嘘usoにni変kaわってもねwattemone
ただそれとなくtadasoretonaku伝tsutaわるものがあればいいwarumonogaarebaii
ぼんやりbonyari難muzukaしくshiku思omoうこともukotomo
それなりにsorenarini愛itoしくなれることをshikunarerukotowo
知shiってかtteka知shiらでかradeka分waかったkattaフリfuriばかりがbakariga上手umaいi人hitoをwo
嘲azakeたことはtakotoha無naいとito言iったもののttamonono
意味imiもなくmonakuケラケラkerakeraとto笑waraうu僕bokuをwo
言iいi表arawaせたseta文字mojiがga欲hoしくなるshikunaru
黙damaっていればtteireba誰dareかがkaga口kuchiをwo開hiraくものkumono
座suwaってtte待maっていましょうtteimasyou おo茶chaをwo飲noみながらでもminagarademo
狂kuruっちまったtchimatta時代jidaiよさらばyosaraba 「おo先sakiにどうぞnidouzo」とto
静shizuかにkani言iったtta後ato
泳oyoげないgenai魚sakanaになっていたninatteita ひとりhitori強張kowabaったままttamama
水面minamoにni歪yugaんだnda自分jibunのno姿sugataをwo記憶kiokuへhe落oとしtoshi込koんでnde
誰dareもmo悪waruくないんだってねkunaindattene
ただtada一度ichidoだけdake思omoわせるものがあればいいwaserumonogaarebaii
誰dareのせいだろうnoseidarou 僕bokuのせいかもnoseikamo
いやiya、きっとあいつのせいだのとkittoaitsunoseidanoto
暗kuraくなるkunaru外soto 張haりri詰tsuめるmeru場所basyo 繰kuりri出daすsu一人hitori分bunのno音oto
「あなたにはわからないだろうけどanatanihawakaranaidaroukedo」
言葉kotoba尻jiriにはそうnihasou言iいi捨suててやろうteteyarou
でもdemo 嗚呼aaもうmou いつまでitsumade経taってもttemo救sukuわれないwarenai歌utaよyo
あるはずがなくなっていたaruhazuganakunatteita ゆらりyurari揺蕩tayutaったままttamama
寄yoるru辺beなくnaku縋sugaっていたはずだったのにtteitahazudattanoni
思omoいをiwo遡sakanoboってみたってttemitatte思omoいi出daせないねsenaine
それがsorega端hanaからあったものなのかすらkaraattamononanokasura
飛toべないbenai鳥toriになっていたninatteita ふらりfurari彷徨samayoったままttamama
空soraからじゃkaraja見miられないrarenai眺nagaめがあるんだとmegaarundato
言葉kotobaへhe落oとしtoshi込koんでnde最後saigo 嘘usoにni変kaわってもねwattemone
ただそれとなくtadasoretonaku伝tsutaわるものがあればいいwarumonogaarebaii