よみ:はがれない
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振ふり返かえってしまえば
私わたしは普通ふつうじゃなくなるから
諦あきらめた朝あさにふたつキスをして
片付かたづかない想おもいを
頭あたまの隅すみに押おし込こんだ
ドアを開ひらけたら少すこし素面しらふになって
薄うす着ぎすぎたかな、と身みを震ふるわせる
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせに
冷つめたい指ゆびと冬ふゆの匂においが
今いまも剥はがれない
どんな風ふうに生活せいかつをしていたんだっけ
「必要ひつような痛いたみなんて
あってたまるか」
振ふり返かえってしまえば
私わたしは普通ふつうじゃなくなるから
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせにさ
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせに
冷つめたい風かぜに震ふるえる度たびに
君きみが剥はがれない
曖昧あいまいになる、美うつくしい日々ひびが
今いまも剥はがれない
私わたしは普通ふつうじゃなくなるから
諦あきらめた朝あさにふたつキスをして
片付かたづかない想おもいを
頭あたまの隅すみに押おし込こんだ
ドアを開ひらけたら少すこし素面しらふになって
薄うす着ぎすぎたかな、と身みを震ふるわせる
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせに
冷つめたい指ゆびと冬ふゆの匂においが
今いまも剥はがれない
どんな風ふうに生活せいかつをしていたんだっけ
「必要ひつような痛いたみなんて
あってたまるか」
振ふり返かえってしまえば
私わたしは普通ふつうじゃなくなるから
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせにさ
何なにも知しらないくせに
何なにも言いわないくせに
冷つめたい風かぜに震ふるえる度たびに
君きみが剥はがれない
曖昧あいまいになる、美うつくしい日々ひびが
今いまも剥はがれない