青空からは逃げられない 歌詞 佐藤ナントカ ふりがな付

悪わるい夢ゆめを見みたんだ 今日きょう一いち日にちを棒ぼうに振ふっちゃうような
そんなおぞましいやつをさ
ただ現実げんじつもそう変かわりないか ならこっちを夢ゆめにしてやり過すごすか
なんて馬鹿ばかなこと言いってないで ほら、準備じゅんびしなくちゃ

今朝けさも僕ぼくに餌えさをやった この身みはいつどこに出荷しゅっかされるんだろう
なんて空想くうそうしながら
ねえ、2時間じかん後ごには席せきに着ついて だけどそこが終ついの住処すみかじゃないね
それだけは痛いたいほど分わかってる さっさと消きえたいな

何百回なんびゃっかい目めの月曜日マンデー 箱庭はこにわの中なかで
長ながい長ながい通学路つうがくろだってその一端いったんに過すぎねぇ
ゆるゆると首くびを絞しめる春はるの風かぜを引ひき裂さけないまま みんな亡霊ぼうれいのようさ

突つき刺ささる視線しせん 紐解ひもといて見みえる教師きょうしの心根こころね
「相変あいかわらず陰気いんきな奴やつだ」 「扱あつかいにくいガキだ」
とっておきのナイフは胸むねの内うちに仕舞しまって
至いたって正常せいじょうって顔かおして「こんにちは」

上向うえむいて歩あるいたところで 報むくわれる今いまなどありゃしない
雲くもひとつさえないもんだから余計よけい居心地いごこちが悪わるいよ
思おもい切きり走はしったところで 僕ぼくらはどこにも行いけやしない
地平線ちへいせん越こえたってどうせ 青空あおぞらからは逃にげられない

味方みかたなどいなかった あの子こが人前ひとまえでやすやすと泣なけるのを
どっか疎うとましく思おもってた
唯一ゆいいつ残のこされた防御策ぼうぎょさくは 机つくえに突つっ伏ぷして寝ねてるくらいか
さっき吐はいたばかりの息いきを また吸すって溜ため息いき

惰性だせいに過すぎなかった お前まえらが僕ぼくに愛想あいそを尽つかしたみたいに
こっちもうんざりしてんだよ
さあ消けしカス諸共もろともダストボックス と思おもいきや無闇むやみに払はらい落おとす
度胸どきょうもない 何なんもない 昼下ひるさがり 始業しぎょうのチャイム

枯かれるほどに泣ないたところで 事件じけんも奇跡きせきも起おきやしない
この街中まちじゅうを濡ぬらせるのなら まだ気きは晴はれただろうにな
並ならんで歌うたってみたところで 僕ぼくらはどこにも行いけやしない
最果さいはてに着ついたってどうせ 青空あおぞらからは逃にげられない

何百回なんびゃっかい目めの月曜日マンデー 箱庭はこにわの中なかで
長ながい長ながい通学路つうがくろだってその一端いったんに過すぎねぇ
ゆるゆると首くびを絞しめる春はるの風かぜを引ひき裂さけないまま、ってもう何遍なんべんやってんだ

何千回なんぜんかい目めの月曜日マンデー 箱庭はこにわの中なかから
宛あてもなく発はっした 頼たよりないSOS
とっておきのナイフは胸むねの内うちに仕舞しまって
あの日ひの作つくり笑顔えがおで言いう「こんにちは」

上向うえむいて歩あるいたところで 報むくわれる今いまなどありゃしない
雲くもひとつさえないもんだから余計よけい居心地いごこちが悪わるいよ
思おもい切きり走はしったところで 僕ぼくらはどこにも行いけやしない
地平線ちへいせん越こえたってどうせ 青空あおぞらからは逃にげられない

枯かれるほどに泣ないたところで 事件じけんも奇跡きせきも起おきやしない
この街中まちじゅうを濡ぬらせるのなら まだ気きは晴はれただろうにな
並ならんで歌うたってみたところで 僕ぼくらはどこにも行いけやしない
最果さいはてに着ついたってどうせ 青空あおぞらからは逃にげられない

青空あおぞらからは逃にげられない