そして大人に 歌詞 小林私 ふりがな付

未明みめいに目めが覚さめた 空そらが白しらみ始はじめている
したいこともないのに 夢ゆめには戻もどれない

汚よごれた部屋へやで煙草たばこを吸すった
どうしようもなくただ起おきていた

こんな時間じかんを過すごすなら夢ゆめばかり見みて
冴さえない1日にちだったなって忘わすれていたい
どんなにきつくまぶたを閉とじても甦よみがえらない
今いまも消きえていく幼おさない顔かお

朝焼あさやけ もうこんな時間じかんか 僕ぼくは動うごけないでいる
これならまだ眠ねむっているまま全すべてを投なげ出だしていたくなる

綺麗きれいになった部屋へやでギターを弾ひいた
どうしようがない歌うたを歌うたっていた

こんな歌うたに許ゆるしを乞こうなら夢ゆめばかり見みて
愛あいと恋こいと君きみしかない歌うたを歌うたっていたい
どんな歌うたを詰つめ込こんでもまだ足たりないくらい
この世界せかいでまだ生いきていたい

自分じぶんを救すくうための歌うたしか歌うたえない
ラブソングなんて書かけやしない
いつまでもこのままでなんかいられないのに
僕ぼくはなりたい大人おとなになれるんだろうか

こんな時間じかんを過すごすくらいなら夢ゆめばかり見みて
冴さえない人生じんせいだったなって悔くやんでいたい

どんなにきつくまぶたを閉とじても
どんなに甘あまい歌うたを書かいても
今いまも消きえていく、大人おとなになっていく
幼おさない幼おさない僕ぼくが消きえていく