夜霧のブルース 歌詞
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どうせおいらは ひとり者もの
夢ゆめの四馬路スマロか 虹口ホンキュウの街まちか
ああ波なみの音おとにも 血ちが騒さわぐ
可愛かわいいあの娘こが 夜霧よぎりの中なかへ
投なげた涙なみだの リラの花はな
何なにも言いわぬが 笑わらってみせる
ああこれが男おとこと 言いうものさ
花はなのホールで 踊おどっちゃいても
春はるを持もたない エトランゼ
男おとこ同志どうしの 合あい々あい傘がさで
ああ嵐あらし呼よぶよな 夜よるが更ふける
馬骨
2022/04/16 02:27
嘗ての租界の物語である・・四馬路は紅口(日本人街)をガーデンブリッジで挟んだ歓楽街である・・夢を抱いて祖国を離れた男の愛に対するありかたであったろう・・可愛あの娘が夜霧の中に投げた涙のリラの花・・何にも云わぬが笑って見せる・・花のホールで踊っちゃいるが春を持たないエトランゼ・・男同志の相合傘で嵐呼ぶよな夜が更ける・・会社で小さくなっているが、帰りのカラオケでは男に成って胸を張っている・・