大手おおで振ふっては 帰かえれぬものと
きめていながら 草鞋わらじをはいた
乙おつな文句もんくに ふり返かえりゃ
木曽きそのナー 仲なか乗のりさん
木曽きそはよいとこ あの娘このすまい
笠かさに紅葉もみじの 花はなが散ちる
折おって数かぞえりゃ 一ひィ二ふゥ三年みとせ
山やまをきらって 旅人たびにん暮ぐらし
さんざ姿すがたも やつれたが
木曽きそのナー 仲なか乗のりさん
木曽きそはよいとこ 夜毎よごとの夢ゆめにゃ
いつも聞きいたよ 祭まつり唄うた
裾すそをはしょって 早瀬はやせを渡わたりゃ
肌はだにしみ込こむ 故郷こきょうの清きよさ
やっといまさら 知しりました
木曽きそのナー 仲なか乗のりさん
木曽きそはよいとこ 高峰たかみねぞろい
渡わたり鳥どりさえ 宿やどをとる
大手oode振fuってはtteha 帰kaeれぬものとrenumonoto
きめていながらkimeteinagara 草鞋warajiをはいたwohaita
乙otsuなna文句monkuにni ふりfuri返kaeりゃrya
木曽kisoのnoナnaー 仲naka乗noりさんrisan
木曽kisoはよいとこhayoitoko あのano娘koのすまいnosumai
笠kasaにni紅葉momijiのno 花hanaがga散chiるru
折oってtte数kazoえりゃerya 一hiィi二fuゥu三年mitose
山yamaをきらってwokiratte 旅人tabinin暮guらしrashi
さんざsanza姿sugataもmo やつれたがyatsuretaga
木曽kisoのnoナnaー 仲naka乗noりさんrisan
木曽kisoはよいとこhayoitoko 夜毎yogotoのno夢yumeにゃnya
いつもitsumo聞kiいたよitayo 祭matsuりri唄uta
裾susoをはしょってwohasyotte 早瀬hayaseをwo渡wataりゃrya
肌hadaにしみnishimi込koむmu 故郷kokyouのno清kiyoさsa
やっといまさらyattoimasara 知shiりましたrimashita
木曽kisoのnoナnaー 仲naka乗noりさんrisan
木曽kisoはよいとこhayoitoko 高峰takamineぞろいzoroi
渡wataりri鳥doriさえsae 宿yadoをとるwotoru