生なまぬるい風かぜが人差ひとざし指ゆびを抜ぬけて
雨あめが降おり始はじめ、泡あわと雨あめの街まち
列車れっしゃの窓まどは半分過はんぶんすぎてゆく景色けしき
風かぜが止やみ 泡あわ、雨あめ、街まち
夏なつに変かわるようだね
雨空あまぞら 蓮はすの花はなは淡あわくなって落おちていった
渡わたり廊下ろうか 塩素えんその香かおりを付つけた季節きせつに
泡あわのように溶とけてゆく面影おもかげも
水みずたまり映うつす 君きみの横よこに 僕ぼくはもういなくなって あなたは夏なつになる
短冊願たんざくねがった隅すみ あまの川かわに
橋はしをかければ 君きみに逢あえるようだね
雨あめが降ふって 河かわになる
河かわになって 海うみに流ながれてく
年としをとって 見みえにくく
君きみにとって 僕ぼくはどう見みえる?
雨空あまぞら 蓮はすの花はなは淡あわくなって落おちていった
渡わたり廊下ろうか 塩素えんその香かおりを付つけた季節きせつに
泡あわのように溶とけてゆく面影おもかげも
水みずたまり映うつす 君きみの横よこに 僕ぼくはもういなくなって あなたは夏なつになる
星ほしが溢あふれる夜よるも 夏なつのカゲロウが揺ゆれる 八月はちがつの光ひかり 君きみは南風みなみかぜに吹ふかれて
夏なつになる。
生namaぬるいnurui風kazeがga人差hitozaしshi指yubiをwo抜nuけてkete
雨ameがga降oりri始hajiめme、泡awaとto雨ameのno街machi
列車ressyaのno窓madoはha半分過hanbunsuぎてゆくgiteyuku景色keshiki
風kazeがga止yaみmi 泡awa、雨ame、街machi
夏natsuにni変kaわるようだねwaruyoudane
雨空amazora 蓮hasuのno花hanaはha淡awaくなってkunatte落oちていったchiteitta
渡wataりri廊下rouka 塩素ensoのno香kaoりをriwo付tsuけたketa季節kisetsuにni
泡awaのようにnoyouni溶toけてゆくketeyuku面影omokageもmo
水mizuたまりtamari映utsuすsu 君kimiのno横yokoにni 僕bokuはもういなくなってhamouinakunatte あなたはanataha夏natsuになるninaru
短冊願tanzakunegaったtta隅sumi あまのamano川kawaにni
橋hashiをかければwokakereba 君kimiにni逢aえるようだねeruyoudane
雨ameがga降fuってtte 河kawaになるninaru
河kawaになってninatte 海umiにni流nagaれてくreteku
年toshiをとってwototte 見miえにくくenikuku
君kimiにとってnitotte 僕bokuはどうhadou見miえるeru?
雨空amazora 蓮hasuのno花hanaはha淡awaくなってkunatte落oちていったchiteitta
渡wataりri廊下rouka 塩素ensoのno香kaoりをriwo付tsuけたketa季節kisetsuにni
泡awaのようにnoyouni溶toけてゆくketeyuku面影omokageもmo
水mizuたまりtamari映utsuすsu 君kimiのno横yokoにni 僕bokuはもういなくなってhamouinakunatte あなたはanataha夏natsuになるninaru
星hoshiがga溢afuれるreru夜yoruもmo 夏natsuのnoカゲロウkagerouがga揺yuれるreru 八月hachigatsuのno光hikari 君kimiはha南風minamikazeにni吹fuかれてkarete
夏natsuになるninaru。