TRIPxTRICK 歌詞 VALSHE ふりがな付

その眠ねむった姿すがたに懐なつかしさを覚おぼえる
別わかれの瞬間しゅんかんにはどうしたって切せつない
月つきの明あかりが照てらす青あおい森もりを駆かけ抜ぬけて
取とり返かえしたいものがここにあるはずと

ー想像そうぞうのなかの僕ぼくはどんな魔法まほうも使つかえて
夢ゆめに見みたような旅たびをしている
信しんじられないようなこと信しんじてみればそこから
机上きじょうの空論くうろんを越こえて（その向むこう）

さあ行いこう次つぎのページヘー

Lost my name, I was alone in the world.
あるいは必要ひつようとされるなら
奪うばわれる時代じだいさと諦あきらめた ボロボロの両手りょうてが
差さし出だすものもなく犠牲ぎせいだけを重かさね生いきてはいけない

僕ぼくの存在そんざいは危あやうき罠わなにはまってこそ輝かがやきだす旅人たびびとだろう

渡わたらずの吊つり橋はしにその男おとこは佇たたずむ
変かわっていくことを恐おそれどこにも行いけなくて

悲かなしいとか辛つらいとか大人おとなになっていく事ことで
感かんじなくなると思おもっていた
持もつたままの手紙てがみだけ色褪いろあせて滲にじんだ文字もじ
織おりなした花はなを抱かかえて（伝つたえよう）
「もう一度いちどあの日ひの君きみに会あいたかった」

どんな名前なまえだって呼よんでくれる誰だれかがいてはじめて
大事だいじなものになっていくんだもう霧きりが晴はれていく

Lost my name, I was alone in the world.
同情どうじょうでまくし立たてるように
誰だれも知しらない僕ぼくをスライドして作つくり上あげていた
優やさしいことをはき違ちがえてただ気持きもち良よくなっているうちは
何度殴なんどなぐったって痛いたみを分わけ合あえはしないと君きみに出会であい
気付きづけたから

Lost my name, I was alone in the world.
望のぞめばいつか