三日月 歌詞 X4 ふりがな付

泡沫うたかた、夜よるの訪おとずれ 柔やわらかい月明つきあかり
あの日ひと少すこし違ちがって 横よこにいるのは
「君きみ」じゃない、僕ぼくの「影かげ」
『うつろう季節きせつ』『すれ違ちがい』『自然しぜんすぎた関係かんけい』
日々ひびは巡めぐり、移うつり変かわったけど
『慣なれ合あい』『誤魔化ごまかした微笑ほほえみ』『繋つながなかった両手りょうて』
今いまも忘わすれられなくて……

まるであの三日月みかづきのように
ゆらり、ふたり、欠かけていた
心こころは何なにも、君きみを知しらないままで
ヒトリキリ紡つむぐ物語ものがたり
今いまは僕ぼくだけを照てらしてよ ねぇ、crescent moon

浮うかんだ幾千いくせんの星ほしは
微笑ほほえんで「今いま」を煌きらめく だけれど 僕ぼくらの瞳ひとみに
映うつる輝かがやきは「過去かこ」に変かわっていた
『染そまらない頬ほお』『雨音あまおと』『雲くもに隠かくれる月夜つきよ』
冷つめたい灯あかりは、やがて見みえなくなって
『最後さいごまで隠かくした泣なき顔かお』『積つみ重かさねた後悔こうかい』
暗闇くらやみの中なかに浮うかんだ

まるであの三日月みかづきのように
ゆらり、ふたり、欠かけていた
悲かなしいほど嫌きらいになれないまま
ヒトリキリ 紡つむぐ物語ものがたり
今いまは君きみだけを照てらしよ ねぇ、crescent moon
大丈夫だいじょうぶ、この夜よるが明あけたら 優やさしい日差ひざしが二人包ふたりつつむから
それぞれの太陽たいようを見みつけたとして 昼ひるも消きえず、月つきは光ひかってる
まるであの三日月みかづきのように ゆらり、ふたり、欠かけていた
心こころは何なにも、君きみを知しらないままで
ヒトリキリ 紡つむぐ物語ものがたり
今いまは僕ぼくだけを照てらしてよ ねぇ、crescent moon
そのままで……。