金魚 歌詞 83(eighty three) ふりがな付

捨すてられた水槽すいそうの中泳なかおよいでる 濁にごった水みずを飲のみ込こんだ金魚きんぎょは
海うみを知しらない

雨あめの音おとで彩いろどられた街並まちなみも 痛いたいくらいに眩まぶしい朝焼あさやけも
見みたことがない

誰だれが泣ないても 構かまわない こんな世よの中なかなど

どうせフェードアウト
何なにも欲ほしくはない
どうせフェードアウト
終おわりを求もとめてる

何なにか足たりない 知しりたくもない
闇やみに紛まぎれても 逃にげられないのなら
生いきたくない

上手じょうずに生いきている人ひとを見みかけても 素直すなおに受うけ入いれられない自分じぶんが
嫌いやになるけど

妬ねたみ恨うらみ蔑さげすみとかではなくて 無力むりょくに近ちかい感情かんじょうがいつでも
満みたしてるんだ

金魚きんぎょのように 生いきること 願ねがった訳わけじゃない

今いまもプレイバック
闇やみが押おし寄よせてる
今いまもプレイバック
始はじまりはいらない

どこへ行いきたい？ 描えがきたくない
想像そうぞうしたって たどり着つけないなら
ここにいたい

どうせフェードアウト
何なにも欲ほしくはない
どうせフェードアウト
終おわりを求もとめてる

何なにか足たりない 知しりたくもない
闇やみに紛まぎれても 逃にげられないのなら
生いきたくない