Life 歌詞 吉田拓郎 ふりがな付

僕ぼくは間違まちがっていたんだろうか
その日ひ1日にちにすべてをかけて
ただひたすらに走はしり過すぎれば
生いきる事ことくらいうまく行いく筈はずだと

河かわの水みずが海うみへ出でる様ように
心こころのままに人ひとごみをすりぬける
そんな自分じぶんを許ゆるし過すぎたんだろうか

愛あいをたくみに あやつる人ひとよ
お前まえの心こころに住すみついた悪魔あくまは
いともたやすく人生じんせいをもて遊あそび
正義せいぎの仮面かめんを素顔すがおに塗ぬり代かえる

裏切うらぎりの日々ひびに酔よいしれて
愛あいするわずらわしさも知しらないで
多おおくを語かたるな 何処どこかへ堕おちて行いけ

思おもい通どおりに生いきていたい
誰だれもが願ねがっているけれども
ただ気きがついたら肩かたを落おとして
レールに添そって歩あるいているだけ

横道よこみちにそれる者ものをあざ笑わらい
仲間なかま同志どうしで傷きずをなめあって
1人ひとりじゃ何なにも出来できない みんな美うつくしいね

仕組しくみがあるから生いきるわけじゃない
勝手かってなルールを押おしつけないでくれ
こちらを向むけと言いわれて背そむいても
人ひとが人ひととして息いきづいているんだ

やるせなさも通かよわない世よの中なかに
いつまでも流ながされてなるものか
悲かなしみの河かわに今いま漕こぎ出でよう

ああ自由じゆうをこの身みで感かんじたい
失うしなったものは記憶きおくの中なかにない
遙はるかな旅たびを今いま終おえた人ひとよ
僕ぼくに逢あって話はなしてくれないか

淋さびしさが今日きょうも又また
一ひとつずつ消きえて行いく
誰だれのせいでもないんだろうけれど