生体模擬工場 歌詞 あべりょう ふりがな付

大気たいきの窒素ちっそを細菌さいきんが固定こてい 根ねから吸すい上あげる植物しょくぶつ
光合成こうごうせいし 水素すいそ、酸素さんそ、炭素たんそ合成ごうせいし グルコースを食たべた動物どうぶつが
アミノ酸さんにする食物連鎖しょくもつれんさ過程かていは
まるで綿花めんかを栽培さいばいし コットン・パンツ工場こうじょうへ送おくる過程かてい

グルコースは官能基かんのうきの鍵かぎ型がた2分類ぶんるい(α型かた、β型かた)
人ひとが消化しょうかできるデンプン(α型かた)や
牛うしや馬うましか消化しょうかできぬセルロース(β型かた)で出来できた
綿花ぐるこーすを撚よって 糸いとに加工かこうするように 動物どうぶつも細胞さいぼうで
リボソームがアミノ酸さんをペプチド結合けつごう タンパク質しつにし

筋肉きんにく臓器ぞうきの元もとを作つくる それは工場こうじょうで糸いとを編あみ
生地きじから ズボンの部品ぶひんパーツ切きり出だす作業さぎょうに 対応たいおうする

需給じゅきゅうに応おうじて生産せいさん調整ちょうせい まるで工場こうじょうな細胞さいぼうが作つくる
アミノ酸さんがフィードバック阻害そがいし ラインの初はじめの鍵穴かぎあなにはまり
過剰かじょう生産せいさんを防ふせぐ工場こうじょうと 細胞さいぼうの省しょうエネ設計せっけい思想しそう
生体せいたい模擬もぎした生産せいさん工程こうてい 神かみの見みえざる手て見みえ隠かくれ

DNAは数十億すうじゅうおく塩基対えんきついな 膨大ぼうだいな設計せっけい図ず
必要ひつような遺伝子いでんしだけ切きり取とり mRNAに転写てんしゃ
リボソームへ輸送ゆそう それは工場こうじょうに デザイン図ずの一部いちぶ渡わたし
適材適所てきざいてきしょで製造せいぞう分担ぶんたん 生命せいめい模擬もぎする工業こうぎょう文明ぶんめい

リボソームがアミノ酸さん50個こを束たばねた ペプチドが一いち次じ構造こうぞう
水素すいそ結合けつごうの鎖くさりで αヘリックスβシート、二に次じ構造こうぞう
部品ぶひんなペプチド折おりこんで 三次みよし構造こうぞう促うながすシャペロン(水素すいそ結合けつごう)は
まるで工場こうじょうで ズボンの生地きじを織おり込こみ 強度きょうど、カタチ、整ととのえるよう

立体的りったいてきなタンパク質しつに ペプチド(アミノ酸さん)を組くみ上あげる四よ次じ構造こうぞう
工場こうじょうでズボンの各かく部品ぶひんを結合けつごうし 商品しょうひんが完成かんせい
拡張かくちょうパーツな官能基かんのうき付つけ スイッチ機能きのうを付加ふかして
クーロン力ちから(±)や鍵穴かぎあな構造こうぞうと符合ふごうする 多機能たきのうタンパク質しつ

まるでベルト通どおし 官能基かんのうきがズボンとベルト機能きのう統合とうごう
タンパク質しつを細胞さいぼうの外そとへ 工場こうじょう出荷しゅっか エコシステム(生態系せいたいけい⇔経済けいざい系けい)回まわす