喪失のワルツ 歌詞 Dios ふりがな付

あなたの身体からだをなぞって
骨ほねの形かたちを確たしかめるのが好すきでした
それだけ 名残惜なごりおしいけど

浮足立うきあしだった町並まちなみ
幸しあわせそうな横顔よこがおを見みて
気きづくんだ 隣となりにあなたがいないこと

踊おどりはつづくよ
うつった口癖くちぐせが抜ぬけなくて
ちょっとだけ困こまります
頬ほおをそっと拭ぬぐったら
(「チェックで」)

きらびやかな夜よる
鍵盤けんばん跳はねる指ゆび
喪失感そうしつかん ねえ来きて
わたしの手てをとって
踊おどろ?

重おもたいカーテンの隙間すきまから
差さした光ひかりにくらんだ目め
そのまま 落おちていく
高揚感こうようかんと裏腹うらはらに

羽根はねだけがない天使てんし
だったんだと気きづいても
心こころは変かえられない
真まっ赤かな空そら、焼やき付ついて
琥珀色こはくいろのグラスをそっと
傾かたむけても記憶きおくのドアは閉とじずに
あなたばかりね

踊おどりはつづくよ
まとった鎧よろいを剥はがされて
わたしほんと困こまります
弱よわいままでいられない
どうして

きらびやかな夜よる
鍵盤けんばん跳はねる指ゆび
喪失感そうしつかん ねえ来きて
わたしの手てをとって
踊おどろ?