長ながい雨あめが体からだを冷ひやしてる
まだ春はるを待まつ つぼみは居眠いねむり
走はしり去さる廊下ろうか 君きみの叱しかる声こえ
帰かえれないわたしを見みつけて
黒くろい傘かさひとつ差さし出だしてくれた
君きみがくれた優やさしさはそう
特別とくべつなものじゃないって
痛いたいくらいにわかってたはずなのに
胸むねが苦くるしいよ
東京とうきょうに出でて 制服せいふくも脱ぬいで
新宿駅しんじゅくえきの乗のり換かえにも慣なれた
あの頃ころの君きみと同おなじ歳としになり
意外いがいと大人おとなじゃないと知しった
それでもその背中せなかには
追おいつけなくて
君きみがくれた日々ひびは今いまも
胸むねの奥おくを焦こがして
立たち止どまる度たび
まだ振ふり返かえったりもするけれど
君きみがくれた傘かさはきっと
優やさしさだけじゃなくて
いつかのための
さよならなんだって
今いまならわかるの
もしこの先さき
誰だれかをまた 想おもうときが来くるなら
傘かさを開ひらこう 君きみがくれた優やさしさで
君きみがくれた傘かさはいらない
雨あめに濡ぬれて震ふるえていた花はなは
もう咲さき始はじめている
長nagaいi雨ameがga体karadaをwo冷hiやしてるyashiteru
まだmada春haruをwo待maつtsu つぼみはtsubomiha居眠inemuりri
走hashiりri去saるru廊下rouka 君kimiのno叱shikaるru声koe
帰kaeれないわたしをrenaiwatashiwo見miつけてtsukete
黒kuroいi傘kasaひとつhitotsu差saしshi出daしてくれたshitekureta
君kimiがくれたgakureta優yasaしさはそうshisahasou
特別tokubetsuなものじゃないってnamonojanaitte
痛itaいくらいにわかってたはずなのにikurainiwakattetahazunanoni
胸muneがga苦kuruしいよshiiyo
東京toukyouにni出deてte 制服seifukuもmo脱nuいでide
新宿駅shinjukuekiのno乗noりri換kaえにもenimo慣naれたreta
あのano頃koroのno君kimiとto同onaじji歳toshiになりninari
意外igaiとto大人otonaじゃないとjanaito知shiったtta
それでもそのsoredemosono背中senakaにはniha
追oいつけなくてitsukenakute
君kimiがくれたgakureta日々hibiはha今imaもmo
胸muneのno奥okuをwo焦koがしてgashite
立taちchi止doまるmaru度tabi
まだmada振fuりri返kaeったりもするけれどttarimosurukeredo
君kimiがくれたgakureta傘kasaはきっとhakitto
優yasaしさだけじゃなくてshisadakejanakute
いつかのためのitsukanotameno
さよならなんだってsayonaranandatte
今imaならわかるのnarawakaruno
もしこのmoshikono先saki
誰dareかをまたkawomata 想omoうときがutokiga来kuるならrunara
傘kasaをwo開hiraこうkou 君kimiがくれたgakureta優yasaしさでshisade
君kimiがくれたgakureta傘kasaはいらないhairanai
雨ameにni濡nuれてrete震furuえていたeteita花hanaはha
もうmou咲saきki始hajiめているmeteiru