ある日ひわたしは お店みせにきた
ごしゅじんさまと 出会であった
その日ひからは ごしゅじんさまの
家族かぞくになった おねえちゃんもいっしょ
ごしゅじんさまは 名前なまえをくれた
ミック というすてきな名前なまえ
男おとこの子こみたいと言いう人ひとも
いるけど わたしは好すきだった
名前なまえを呼よぶ ごしゅじんさまの
声こえがとても優やさしかったから
一年いちねんがすぎ ごしゅじんさまは
あまり遊あそんでくれなくなった
わたしがなにかいけないことを
しちゃったのかな
ひさしぶりに 車くるまにのり
お出でかけにつれていってもらえた
だけどそれは わたしたちの
最後さいごのお出でかけになった
ついた場所ばしょは 知しらない部屋へや
たくさんの犬いぬたちがいた
ごしゅじんさまは おじさんと
少すこし話はなして どこかに行いってしまった
お花はなの首輪くびわの 男おとこの子こが
部屋へやの入いり口ぐちに座すわっていた
この首輪くびわを 付つけてくれた
ぼくのごしゅじんさまはきっと
むかえにきてくれるんだと
笑顔えがおで言いった わたしもそう信しんじた
しばらくして部屋へやをうつった
犬いぬたちの声こえが へっていた
不安ふあんがってる わたしの顔かおを
おねえちゃんがなめてくれた
晴はれたあくる日ひ おじさんがきて
お花はなの男おとこの子こをなでた
何度なんども優やさしくなでた後あと
首輪くびわを外はずして連つれて行いった
その日ひのゆうぐれ 焼やける匂におい
風かぜに流ながされ とどいた
とても とても 悲かなしくて
胸むねが苦くるしくなった
会あいたいよ 会あいたいよ
ごしゅじんさま どこにいるの?
会あいたいよ 会あいたいよ
この想おもい とどいてよ
光ひかりの中なか きこえてきた
いのちの音おとが とてもきれい
いつか消きえるのは 知しっていた
でもここじゃないと 叫さけんでいた
次つぎの日ひの朝あさ わたしのとこに
見知みしらぬかぞくが やってきて
今日きょうからは君きみは 家うちの子こだよ
そう言いって 抱だき上あげた
わたしは今いま しあわせに暮くらしてるよ
でもね でもね
今いまもまだ 思おもい出だすよ
ごしゅじんさまを
だって わたしはミック だから
あるaru日hiわたしはwatashiha おo店miseにきたnikita
ごしゅじんさまとgosyujinsamato 出会deaったtta
そのsono日hiからはkaraha ごしゅじんさまのgosyujinsamano
家族kazokuになったninatta おねえちゃんもいっしょoneechanmoissyo
ごしゅじんさまはgosyujinsamaha 名前namaeをくれたwokureta
ミックmikku というすてきなtoiusutekina名前namae
男otokoのno子koみたいとmitaito言iうu人hitoもmo
いるけどirukedo わたしはwatashiha好suきだったkidatta
名前namaeをwo呼yoぶbu ごしゅじんさまのgosyujinsamano
声koeがとてもgatotemo優yasaしかったからshikattakara
一年ichinenがすぎgasugi ごしゅじんさまはgosyujinsamaha
あまりamari遊asoんでくれなくなったndekurenakunatta
わたしがなにかいけないことをwatashigananikaikenaikotowo
しちゃったのかなshichattanokana
ひさしぶりにhisashiburini 車kurumaにのりninori
おo出deかけにつれていってもらえたkakenitsureteittemoraeta
だけどそれはdakedosoreha わたしたちのwatashitachino
最後saigoのおnoo出deかけになったkakeninatta
ついたtsuita場所basyoはha 知shiらないranai部屋heya
たくさんのtakusanno犬inuたちがいたtachigaita
ごしゅじんさまはgosyujinsamaha おじさんとojisanto
少sukoしshi話hanaしてshite どこかにdokokani行iってしまったtteshimatta
おo花hanaのno首輪kubiwaのno 男otokoのno子koがga
部屋heyaのno入iりri口guchiにni座suwaっていたtteita
このkono首輪kubiwaをwo 付tsuけてくれたketekureta
ぼくのごしゅじんさまはきっとbokunogosyujinsamahakitto
むかえにきてくれるんだとmukaenikitekurerundato
笑顔egaoでde言iったtta わたしもそうwatashimosou信shinじたjita
しばらくしてshibarakushite部屋heyaをうつったwoutsutta
犬inuたちのtachino声koeがga へっていたhetteita
不安fuanがってるgatteru わたしのwatashino顔kaoをwo
おねえちゃんがなめてくれたoneechanganametekureta
晴haれたあくるretaakuru日hi おじさんがきてojisangakite
おo花hanaのno男otokoのno子koをなでたwonadeta
何度nandoもmo優yasaしくなでたshikunadeta後ato
首輪kubiwaをwo外hazuしてshite連tsuれてrete行iったtta
そのsono日hiのゆうぐれnoyuugure 焼yaけるkeru匂nioいi
風kazeにni流nagaされsare とどいたtodoita
とてもtotemo とてもtotemo 悲kanaしくてshikute
胸muneがga苦kuruしくなったshikunatta
会aいたいよitaiyo 会aいたいよitaiyo
ごしゅじんさまgosyujinsama どこにいるのdokoniiruno?
会aいたいよitaiyo 会aいたいよitaiyo
このkono想omoいi とどいてよtodoiteyo
光hikariのno中naka きこえてきたkikoetekita
いのちのinochino音otoがga とてもきれいtotemokirei
いつかitsuka消kiえるのはerunoha 知shiっていたtteita
でもここじゃないとdemokokojanaito 叫sakeんでいたndeita
次tsugiのno日hiのno朝asa わたしのとこにwatashinotokoni
見知mishiらぬかぞくがranukazokuga やってきてyattekite
今日kyouからはkaraha君kimiはha 家uchiのno子koだよdayo
そうsou言iってtte 抱daきki上aげたgeta
わたしはwatashiha今ima しあわせにshiawaseni暮kuらしてるよrashiteruyo
でもねdemone でもねdemone
今imaもまだmomada 思omoいi出daすよsuyo
ごしゅじんさまをgosyujinsamawo
だってdatte わたしはwatashihaミックmikku だからdakara