笹鳴ささなききこえる 山里やまざとに
湯ゆの香こう淋さびしさ つれてくる
涙なみだこらえて 想おもい出でさがし
枕まくら濡ぬらした あの夜よるが憎にくい
募つのる想おもいの ああ 霧雨きりさめの宿やど
添そえない辛つらさも いとしさも
いつか何処どこかで 散ちるさだめ
夜明よあけ間近まぢかの 短みじかい夜よるを
せめて見みさせて 一いち夜やの夢ゆめを
忍しのぶ恋路こいじの ああ 霧雨きりさめの宿やど
おぼろに霞かすむ 別わかれ駅えき
おくる空むなしさ 里さと灯あかり
帰かえしたくない せつなさ辛つらさ
肌はだのほてりに また泣なけてくる
情なさけ残のこり香が ああ 霧雨きりさめの宿やど
笹鳴sasanaききこえるkikikoeru 山里yamazatoにni
湯yuのno香kou淋sabiしさshisa つれてくるtsuretekuru
涙namidaこらえてkoraete 想omoいi出deさがしsagashi
枕makura濡nuらしたrashita あのano夜yoruがga憎nikuいi
募tsunoるru想omoいのino ああaa 霧雨kirisameのno宿yado
添soえないenai辛tsuraさもsamo いとしさもitoshisamo
いつかitsuka何処dokoかでkade 散chiるさだめrusadame
夜明yoaけke間近majikaのno 短mijikaいi夜yoruをwo
せめてsemete見miさせてsasete 一ichi夜yaのno夢yumeをwo
忍shinoぶbu恋路koijiのno ああaa 霧雨kirisameのno宿yado
おぼろにoboroni霞kasuむmu 別wakaれre駅eki
おくるokuru空munaしさshisa 里sato灯akaりri
帰kaeしたくないshitakunai せつなさsetsunasa辛tsuraさsa
肌hadaのほてりにnohoterini またmata泣naけてくるketekuru
情nasaけke残nokoりri香ga ああaa 霧雨kirisameのno宿yado