恋石火 歌詞 杉良太郎 ふりがな付

切きりもせぬのに 血ちをふきあげる
そんな恋こいには 二度にどとは逢あえぬ
そうだよいつかは 散ちる身みじゃないか
いいからそのまま 抱だき合あって
男花おばな女花めばなの 火柱ひばしらあげりゃ
暗夜あんや航路こうろの 灯あかりになるさ

一緒いっしょにいなけりゃ 呼吸いきもできない
できぬ証あかしを 見みせろとせまる
世間せけんのまなこを まっすぐうけて
いいからしっかり 寄より添そって
命いのちぎりぎり ぎりぎり燃もえりゃ
暗夜あんや航路こうろの 灯あかりになるさ

あっという間まに 時ときが流ながれる
季節きせつ季節きせつの 春はる待まつよりも
好すいて好すかれた 一ひとッ石いし
いいからそのまま 動うごかずに
燃もえて燃もやして 石火せっかになりゃァ
暗夜あんや航路こうろの 灯あかりになるさ