その産声うぶごえは誰だれも知しらない 深ふかい森もりの中なかで
怒いかりにも似にた雷鳴らいめいのように ただ純粋じゅんすいに
始はじまるсудьбаスヂバー
風かぜは問とうだろう何処どこへ向むかうと 皮肉ひにくな響ひびきで
若わかさがまだ未知みちを選えらべる 健すこやかな日々ひび
何なにかを求もとめ その行為こういに溺おぼれるほどに
目覚めざめる自我じがは 穏おだやかさとは切きり離はなされてゆく
солнцеソーンツェ,солнцеソーンツェ 祈いのりを
белоеビローイェ пламяプラーミヤ 短みじかい夏なつにさえ 近ちかづく足音あしおと
одиночествоアヂノーチェストヴァ ざわめく木々きぎに何故なぜ 理由りゆうを探さがせずに
「まだ僕ぼくが何なにも持もっていなかった頃ころ まだ僕ぼくが何なにも成なしていなかった頃ころ
純粋じゅんすいな欲望よくぼうは夢ゆめと呼よぶに相応ふさわしく
無邪気むじゃきで幼稚ようちな朗ほがらかさを 確たしかにあの頃ころ僕ぼくは知しっていた
…知しっていた?
時ときに思おもい出だして赤面せきめんするような 大声おおごえを出だして打うち消けそうとしては
それでも尚なおほろ苦にがく甘あまやかに広ひろがる後悔こうかい
それは完全かんぜんに失うしなってしまいきれない不思議ふしぎな輝かがやきを保たもっている
憎にくしみに近ちかい嫌悪けんおを感かんじながら
どこかその滑稽こっけいさに救すくいを探さがしているのだ
愚おろかさはいつまでたってもつきまとい
未熟みじゅくであることの証明しょうめいに 今日きょうも罠わなを仕掛しかけてくる
ただただ全すべてを若わかさのせいにしてしまえたなら
この心こころも幾分いくぶん平穏へいおんを取とり戻もどせるのだろうか
己おのれの辿たどった道みちを肯定こうていできるほどの成熟せいじゅくが
いつかこの身みにも訪おとずれるのだろうか
今いまはまだ、何なにもわからない…」
どんな事象ことにも終おわりがあると 当あたり前まえのように
灰色はいいろの空そら 沈しずむ景色けしきに 背せを向むけられて
求もとめ疲つかれた 明日あしたを責せめるわけなどないさ
時ときは移うつろい 実みのりもやがてこの手てから零こぼれる
солнцеソーンツェ,солнцеソーンツェ 祈いのりを
белоеビローイェ пламяプラーミヤ 凍いてつく雪原せつげんは 全すべてを飲のみ込こむ
одиночествоアヂノーチェストヴァ 閉とじてゆく白銀はくぎん 心こころをかさねて
「生命せいめいが眠ねむりにつく季節きせつ 長ながい長ながい孤独こどくを僕ぼくらは耐たえ抜ぬく
雪ゆきの下したで凍こごえる存在そんざいに耳みみを澄すましながら
どこかに在あるはずの気配けはいを想像そうぞうする
それは長年ながねんの間あいだに身みに付ついた無為むいをやり過すごす方法ほうほうなのか
特とくに意味いみのない独ひとり遊あそびなのか 別べつにたいした問題もんだいではない
僕ぼくらは突つきつけられた運命うんめいを 長ながい時間じかんをかけて受うけ取とり
示しめし合あわせたように途方とほうに暮くれた顔かおをするだけだ
正気しょうきを装よそおい 嘆なげきを閉とじ込こめ いつかそれが真実しんじつになってゆく
人生じんせいの深淵しんえんなど興味きょうみを持もたずとも 仄暗ほのぐらい絶望ぜつぼうを胸むねに飼かい
自分じぶんなりの答こたえを見みつけてゆくしかないのだから
ああ… 寒さむい…
傾かたむきかけた太陽たいよう 瞼まぶたに焼やきつける
黄昏たそがれには まだ少すこし早はやい気きがしているよ」
永遠えいえんよりも遥はるかな日々ひびが 闇やみに染そまるまで
孤独こどくな朝あさを指折ゆびおり数かぞえ 吹ふき荒すさぶ風かぜとなれ
破滅はめつを怖おそれずに
любовьリュボーシ, мечтаミチター 溢あふれる光ひかり 追憶ついおくの森もりを抜ぬけ
旅立たびだちへの手向たむけに 希望きぼうの花はなを飾かざる
любовьリュボーシ, мечтаミチター 過すぎた幻まぼろし 聞きき慣なれた慟哭どうこくと
握にぎりしめた花弁かべんは ささやかな抵抗ていこうか
солнцеソーンツェ,солнцеソーンツェ 祈いのりを
белоеビローイェ пламяプラーミヤ 凍いてつく雪原せつげんに 彷徨さまよう哀かなしみ
одиночествоアヂノーチェストヴァ 閉とざされた白銀はくぎん 心こころを潜ひそめて
судьбаスヂバー 美うつくしく 静しずかな聖域せいいき
судьбаスヂバー 何なにもかも
覆おおい尽つくす白しろい炎ほのお
そのsono産声ubugoeはha誰dareもmo知shiらないranai 深fukaいi森moriのno中nakaでde
怒ikaりにもrinimo似niたta雷鳴raimeiのようにnoyouni ただtada純粋junsuiにni
始hajiまるmaruсудьбаsujibâ
風kazeはha問toうだろうudarou何処dokoへhe向muかうとkauto 皮肉hinikuなna響hibiきでkide
若wakaさがまだsagamada未知michiをwo選eraべるberu 健sukoやかなyakana日々hibi
何naniかをkawo求motoめme そのsono行為kouiにni溺oboれるほどにreruhodoni
目覚mezaめるmeru自我jigaはha 穏odaやかさとはyakasatoha切kiりri離hanaされてゆくsareteyuku
солнцеsôntse,солнцеsôntse 祈inoりをriwo
белоеbirôye пламяpurâmiya 短mijikaいi夏natsuにさえnisae 近chikaづくduku足音ashioto
одиночествоajinôchesutova ざわめくzawameku木々kigiにni何故naze 理由riyuuをwo探sagaせずにsezuni
「まだmada僕bokuがga何naniもmo持moっていなかったtteinakatta頃koro まだmada僕bokuがga何naniもmo成naしていなかったshiteinakatta頃koro
純粋junsuiなna欲望yokubouはha夢yumeとto呼yoぶにbuni相応fusawaしくshiku
無邪気mujakiでde幼稚youchiなna朗hogaらかさをrakasawo 確tashiかにあのkaniano頃koro僕bokuはha知shiっていたtteita
…知shiっていたtteita?
時tokiにni思omoいi出daしてshite赤面sekimenするようなsuruyouna 大声oogoeをwo出daしてshite打uちchi消keそうとしてはsoutoshiteha
それでもsoredemo尚naoほろhoro苦nigaくku甘amaやかにyakani広hiroがるgaru後悔koukai
それはsoreha完全kanzenにni失ushinaってしまいきれないtteshimaikirenai不思議fushigiなna輝kagayaきをkiwo保tamoっているtteiru
憎nikuしみにshimini近chikaいi嫌悪kenoをwo感kanじながらjinagara
どこかそのdokokasono滑稽kokkeiさにsani救sukuいをiwo探sagaしているのだshiteirunoda
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このkono心kokoroもmo幾分ikubun平穏heionをwo取toりri戻modoせるのだろうかserunodarouka
己onoreのno辿tadoったtta道michiをwo肯定kouteiできるほどのdekiruhodono成熟seijukuがga
いつかこのitsukakono身miにもnimo訪otozuれるのだろうかrerunodarouka
今imaはまだhamada、何naniもわからないmowakaranai…」
どんなdonna事象kotoにもnimo終oわりがあるとwarigaaruto 当aたりtari前maeのようにnoyouni
灰色haiiroのno空sora 沈shizuむmu景色keshikiにni 背seをwo向muけられてkerarete
求motoめme疲tsukaれたreta 明日ashitaをwo責seめるわけなどないさmeruwakenadonaisa
時tokiはha移utsuろいroi 実minoりもやがてこのrimoyagatekono手teからkara零koboれるreru
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「生命seimeiがga眠nemuりにつくrinitsuku季節kisetsu 長nagaいi長nagaいi孤独kodokuをwo僕bokuらはraha耐taえe抜nuくku
雪yukiのno下shitaでde凍kogoえるeru存在sonzaiにni耳mimiをwo澄suましながらmashinagara
どこかにdokokani在aるはずのruhazuno気配kehaiをwo想像souzouするsuru
それはsoreha長年naganenのno間aidaにni身miにni付tsuいたita無為muiをやりwoyari過suごすgosu方法houhouなのかnanoka
特tokuにni意味imiのないnonai独hitoりri遊asoびなのかbinanoka 別betsuにたいしたnitaishita問題mondaiではないdehanai
僕bokuらはraha突tsuきつけられたkitsukerareta運命unmeiをwo 長nagaいi時間jikanをかけてwokakete受uけke取toりri
示shimeしshi合aわせたようにwasetayouni途方tohouにni暮kuれたreta顔kaoをするだけだwosurudakeda
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自分jibunなりのnarino答kotaえをewo見miつけてゆくしかないのだからtsuketeyukushikanainodakara
ああaa… 寒samuいi…
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永遠eienよりもyorimo遥haruかなkana日々hibiがga 闇yamiにni染soまるまでmarumade
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судьбаsujibâ 何naniもかもmokamo
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