燃やされた詩集 歌詞 ソウル・フラワー・ユニオン ふりがな付

長ながい道みちのりを歩あるいた 影かげと二人ふたりっきりで
小ちいさな喜よろこび 忍しのばせて 星ほしを見上みあげながら

遠とおい記憶きおくだけ頼たよりに 町まちをさまよっている
路地ろじの途中とちゅうから広ひろがる 知しらない道みちがある

銀ぎんの雫しずくと 半端はんぱな月つきが ただ命いのちを 祝福しゅくふくしている
古ふるびた駅えきの 褐色かっしょくの壁かべ むら雲くもから 誰だれかが手てを振ふる

漆黒しっこくの宇宙うちゅうに 怒号どごうが突つき刺ささる
欺瞞ぎまんに満みち満みちた 愚おろかな風かぜが吹ふく

バスは 孤絶こぜつした 君きみを乗のせてゆく
明日あしたは 目めの前まえで 宙ちゅうづりにされる

冬枯ふゆがれの荒あれ野のの上うえに ふりそそぐ月影つきかげ
燃もやされた詩集ししゅうの上うえに あなたの道みちがある

長ながい道みちのりを歩あるいた 月つきと二人ふたりっきりで
小ちいさな痛いたみを 忍しのばせて 風かぜを集あつめながら

銀ぎんの雫しずくと 半端はんぱな月つきが ただ命いのちを 祝福しゅくふくしている
地肌じはだを晒さらす 更地さらちに眠ねむる 根雪ねゆきのような 記憶きおくがまたたく

漆黒しっこくの宇宙うちゅうに 怒号どごうが突つき刺ささる
希望きぼうに満みち満みちた ドラムがこだまする

冬枯ふゆがれの荒あれ野のの上うえに ふりそそぐ月影つきかげ
燃もやされた詩集ししゅうの上うえに あなたの道みちがある
冬枯ふゆがれの荒あれ野のの上うえに 着地ちゃくちする魂たましい
燃もやされた詩集ししゅうの上うえに 新あらたな夢ゆめがある

ラララー ラーララ ララーラー…