楽曲・タイトル |
アーティスト |
歌詞・歌い出し |
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ソウル・フラワー・ユニオン
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一続きに 色付く朝 太陽も山も 微笑んで 瞳深く
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ソウル・フラワー・ユニオン
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大地が孕んだ風の子よ み空が孕んだ風の子よ 虚空を射抜くまなざしと 祈りの詩は放たれた
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ソウル・フラワー・ユニオン
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いのちある内に 話かけてよと 大地の記憶がこだまする やがて冬が来て 人は穴探す
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ソウル・フラワー・ユニオン
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この世界はまだ終わらない 俺がここにいるから この世界はもう嘘じゃない 君がそばにいるから
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ソウル・フラワー・ユニオン
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村のはずれの茂みから 歌え 囃せと 声が聞こえる もやにまどろむ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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積乱雲の切れ目から 甘美な記憶 言葉を尽くしてみたけれど 空っ風でこける 絡み酒の酷い夜
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ソウル・フラワー・ユニオン
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肉体の唄 大地を駆ける 朝が闇夜を切り裂いて 春をめざした 血潮のリズム
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ソウル・フラワー・ユニオン
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風が吹く 港の方から 焼けあとを包むようにおどす風 悲しくてすべてを笑う 乾く冬の夕
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ソウル・フラワー・ユニオン
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不思議な感じやな こんなに辛いのに なぜか空腹を悟り いつもの道を辿る 涙も枯れ果てて
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ソウル・フラワー・ユニオン
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終わりの季節だ 始めよう! 今日という名の 別の日に 開いた口が塞がらないから
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ソウル・フラワー・ユニオン
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今を走るオンボロの夢 車道の真ん中を行く 長い夜の寝床を見つけて 月を肴に呑もう
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ソウル・フラワー・ユニオン
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ずたぼろの景色に 君が色を塗る 秘密を持ち寄って 主旋律と混ぜる 名前よ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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いつもの道を ゆくのさ 俺たちゃ また懲りずに いつもの酒を
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ソウル・フラワー・ユニオン
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夜の名残りの薄明かりから ピントのずれた男が笑う うそいつわりの伝説をまとい 挑発的に世間を煽る 興行なのさ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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天国は満席 地獄はゼネスト 神も悪魔もそっぽ向く 解約された契約書
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ソウル・フラワー・ユニオン
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通り雨 のち 言葉のしずく 変わらない路の途上にいる 通り雨
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ソウル・フラワー・ユニオン
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夕映えにしゃがむ男よ 安酒に煙草の唄よ 血塗られた歴史を越えて 魂は忍び歩く
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ソウル・フラワー・ユニオン
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猛々しい言葉を着こなした卑怯者たちが やれ「唄を歌え! 起立しろ! 旗を揚げろ!」と かしましい
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ソウル・フラワー・ユニオン
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追いかける男 あの石畳の森 逃げ惑う子供 また一からの数え唄
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ソウル・フラワー・ユニオン
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いくつも 山を越えた 忘れない 情景がある 心は
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ソウル・フラワー・ユニオン
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長い道のりを歩いた 影と二人っきりで 小さな喜び 忍ばせて 星を見上げながら
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ソウル・フラワー・ユニオン
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道化師は踊る 人垣の舞台で 悲しみの唄を紡ぐために 祈りを込めている
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ソウル・フラワー・ユニオン
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珊瑚のクニに 朝日が昇る 御嶽の福木の 木立を照らす 水平線に
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ソウル・フラワー・ユニオン
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虹を見た 橋の欄干で どしゃぶりの涙雨のあと 干し草と 土いきれの丘
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ソウル・フラワー・ユニオン
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Yo ここから始まる 小さな動きでも 自分を信じろよ プロローグさ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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街頭から鬨の声 気高い人がきの波 まやかしはもう打ち止め 世界はお前を待っている
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ソウル・フラワー・ユニオン
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風がはらんだ 野郎どもの 唄が今も 流れる ナイフのように
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ソウル・フラワー・ユニオン
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サラダボウルみたいな横丁 散らかった夢の残飯 車椅子から女は見上げてる 街は 期待と夢を紡いでいる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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心音の響き ミントの茂み 君は泳ぐ すすぼけたトタン 伸び過ぎた蔦
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ソウル・フラワー・ユニオン
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死亡率百% 生きるとはそういうこと 清も濁も合わせ呑んで 起きながら寝言を言う
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ソウル・フラワー・ユニオン
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俺の不死身のポンコツ車 後部座席が空いてるぜ 天使も悪魔も仏も鬼も 乗りたきゃ乗りな乗せてやる ナビがないから迷うけど
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ソウル・フラワー・ユニオン
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月の浮かぶ窓から かなたの調べ 星は 寝息を立てる君を覗いた 空に夢を飛ばしてる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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奴は小さな町から町へと旅を続ける どこもかしこも好奇の視線に満ち溢れてる それは肉体ではなく 亡霊 恐怖に駆られ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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摩天楼の街の底を ミツバチが飛ぶ 張り巡らす地下通路を 渇望が埋める
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ソウル・フラワー・ユニオン
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完璧な夜 愛すべき顔が揃う 笑いが部屋を包む 履歴を語る 乱れ散る記憶
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ソウル・フラワー・ユニオン
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知らない間に実験で 知らない間にモルモット 知らない間にピカドンで 知らない間に水爆病 これはあきれた
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ソウル・フラワー・ユニオン
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てんでバラバラにやって来た 産道くぐりてやって来た 声高らかに産声が あなたの命を掲げてた
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ソウル・フラワー・ユニオン
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大地を 打ちつける 稲光の麓で 新たな 時を告げる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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かすかな胸の痛みが 残灯のように 隣席に腰掛けてる 悲しみを照らす 煤ぼけた磨り硝子に
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ソウル・フラワー・ユニオン
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異国の都の空 落ち葉を踏みしだく ヘジャブは色鮮やかに その誇りを示してる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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塞ぎ込んでる街から 旅立つ日を数えた 彼方を見下ろしている 何処までも続く空 はしゃぐ夜半の月明かり
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ソウル・フラワー・ユニオン
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天空から滲む涙 大地の高いびき 舞い踊る影は 永遠に 命を刻んでる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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生憎のどしゃ降りが 細い身体を濡らしてる 観念の雨傘に 二人の言葉が揺れている 舞台の地球はただ回る
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ソウル・フラワー・ユニオン
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うめく真夜中を笑う 破れ戸の漏れた光 眠らない疲れた部屋に 刻む針の音が溶けた
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ソウル・フラワー・ユニオン
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無心に路地を走り抜ける 漆黒の影を引いて 血染めのシャツは 余裕かます お前の軍服
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ソウル・フラワー・ユニオン
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うち寄せられた 沈黙の街に 忘却の果ての 亡霊が駆ける
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ソウル・フラワー・ユニオン
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風が吹き抜けた 異国の言葉が飛び散った 棒にけっつまずいて 虚空をたぐる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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宇宙をグッと引き寄せろ おのれのステップで 宇宙をグッと引き寄せろ おのれのステップで 宇宙をグッと引き寄せろ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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高架をくぐる 乱反射の街で立ちすくむ ごま油の香り 暗闇でも種は芽を出してる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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子どもたちの声が 轍を埋める とぐろを巻いてる欺瞞と 切り結んでる スプーン一杯のために
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ソウル・フラワー・ユニオン
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なまめく夜の雲かすみ 月を道連れに 男は 人の渦から 静かに歩き出す
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ソウル・フラワー・ユニオン
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陽の沈む所から 手を取り合って辿り着いた 幾千もの河を越え 灌木の傍で寝た 暁の霧の中
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ソウル・フラワー・ユニオン
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地の果てから声が届く 憤怒の鬨の声 非服従の舞は続く 戦鼓と 路上の詩
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ソウル・フラワー・ユニオン
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基地の町 薫風の路 潮騒に耳を傾けてる 越境する あまたの願い
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ソウル・フラワー・ユニオン
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見上げれば この素晴らしい 青い空がある 見渡せば あたり一面
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ソウル・フラワー・ユニオン
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昼は幻か 夜は夢なのか 昼は幻か 夜は夢なのか 響き合う鼻唄と
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ソウル・フラワー・ユニオン
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ボロをまとったおやっさん ダンボール集めてる 安食堂のおばあちゃん 飲んべえとやりあってる 風俗嬢のおねえちゃん
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ソウル・フラワー・ユニオン
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眉間にシワ 踏んばって ただ生きてる せめて夜だけ 欲張ってみたい
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ソウル・フラワー・ユニオン
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まったく おっぱいには 誰もかなわないのさ まったく おっぱいには
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ソウル・フラワー・ユニオン
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春風吹いた かすかに 記憶の破片を散らした 缶コーヒーのベンチで 光と影が戯れた
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ソウル・フラワー・ユニオン
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どこからやって来たか いつからここに居たか 間断なく ただせわしい日々に浸かる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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悲しみが舞い上がる 青い空 突き破る 尊厳の歌がある 絶唱の歌がある
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ソウル・フラワー・ユニオン
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不誠実な話が 近場から聞こえる 忖度 働かして ムラの掟に従う
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ソウル・フラワー・ユニオン
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悪夢を観ているような 報道の雨 笑顔で近付くような 詐術の群れ 怒り
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ソウル・フラワー・ユニオン
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網膜の残像に 幼子のつたない歩み 煤煙 降り敷く 煙突の街
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ソウル・フラワー・ユニオン
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パンゲア パンゲア 美しい人を探してる パンゲア パンゲア
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ソウル・フラワー・ユニオン
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わななく胸の 最果ての 悲しき詩に 身をちぎる 海鳴り
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ソウル・フラワー・ユニオン
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爆撃の中で聞いた あの娘のママの子守唄 暗闇の中に確か 優しく立ち込めた匂い
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ソウル・フラワー・ユニオン
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なしくずされた闇の 心照らす寝待月 バザールで孤独がクシャミする ひしゃげた意地を通す 不自由な自由がある
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ソウル・フラワー・ユニオン
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奴は突然現れる 全身黒に身を包み 松葉杖は軽やかに いつも ゆく道を踊る
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ソウル・フラワー・ユニオン
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小さな命 飛び交う光 シャボン玉が飛ぶ あの子が踊る 不安を飛ばせ
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ソウル・フラワー・ユニオン
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満ち足りた青空 街を飾る 色あせた白壁 夢を語る 二人は「歴史」から隔絶してる
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ソウル・フラワー・ユニオン
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化粧室で風の唄を聞く 作り笑いの闇から闇へ 星が光が 静寂を たたえる夜もある
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