私は風 歌詞 中森明菜 ふりがな付

あまりに悲かなしいことばかりで
どこか遠とおくへ旅たびにでようと
ポケットに思おもい出でつめこみ
ひとり汽車きしゃにのったの

汽車きしゃの窓まどの外そとを走はしりぬける
昨日きのうまでの私わたしのにがい人生じんせい
もう二度にどと戻もどることのない
この町まちともさよならね

あぁ もう涙なみだなんか枯かれてしまった
明日あしたから身軽みがるな私わたし
風かぜのように自由じゆうに生いきるわ
ひとりぼっちも気楽きらくなものさ

あぁ 目めをとじて心こころもとじて
開ひらいた本ほんもとじてしまえ
あぁ私わたしは風かぜ私わたしは風かぜ
終おわりのない旅たびを続つづけるの

あぁ 私わたしを抱だいて気きのすむように
抱だいたあとであなたとはお別わかれよ
どうせ私わたしは気きままな女おんな
気きままな風かぜよ

胸むねの奥深おくふかくうす紫色むらさきいろの 霧きりが流ながれゆく
誰だれか教おしえてよ 私わたしの行いく先さきを

見知みしらぬ町まちの 街角まちかどにたち
人波ひとなみの中なか漂ただよう私わたし 明日あしたはどこへ
終おわりのない旅たび