美しい愛のかけら 歌詞 野口五郎 ふりがな付

忘わすれてほしいと あなたはどうして云いえるのか
両手りょうてに抱だいても 静しずかに僕ぼくの手てすりぬける
あの時ときあなたは すべてを棄すてると
ただこの手てに抱だかれて誓ちかった
あれは遊あそびなのか 港みなとが見みえる部屋へや
甘あまくからだ寄よせて 汽笛きてきを聴きいたよ
偽いつわりの中なかで幸しあわせを失なくし 生いきてゆくのか
あなたとこのまま死しにたいよ今いまは かなわない愛あいなら

あなたの若わかさが 私わたしはつらいと云いった人ひと
どうしてくじけた あなたの心こころが悲かなしいよ
愛あいすることなど 二度にどとはできない
ただ命いのちを賭かけてたこの愛あい
いつか白しろく明あけた 最後さいごの愛あいの夜よる
夢ゆめのように過すぎて すべては終おわった

偽いつわりの中なかでこの僕ぼくを忘わすれ 生いきてゆくのか
あなたとこのまま死しにたいよ今いまは かなわない愛あいなら

偽いつわりの中なかでこの僕ぼくを忘わすれ 生いきてゆくのか
あなたとこのまま死しにたいよ今いまは かなわない愛あいなら