予知夢 歌詞 LOST IN TIME ふりがな付

使つかい道みちのない記憶きおく 午前ごぜん4時じのベランダ
飛とび出だした野良猫のらねこ 針はりの飛とんだレコード
古ふるぼけた嘘うそと 溝みぞの無ない螺子ねじと
知しらない 知しらない 青あお

砂すなの入はいった鞄かばんの 無意味むいみな重おもさと
盗ぬすまれたバイクの 壊こわれたブレーキ
ニセモノの呼吸こきゅうも 何なにもかもみんな
いらない いらない あぁ

夢ゆめさえ忘わすれた大人おとなたちと
夢ゆめすら知しらない子供こどもたち
ここからどこへ向むかうかの前まえに
僕ぼくらどこから来きたのか思おもい出だせない

強つよく吹ふいた風かぜと 迷子まいごの絵葉書えはがき
飛とべなかった鳩はとと 手付てつかずのクレヨン
言いえなかった言葉ことばと 踏ふみ出だせなかった一歩いっぽ
消きえない 消きえない 過去かこ

分わかり合あえない事こと分わかりながら
それぞれがそれぞれ歩あゆめばいい
そんな綺麗事きれいごとさえも手垢てあかにまみれて
僕ぼくらいつまで経たっても繰くり返かえすだけ

歌うたうことのない歌うた 最後さいごの手掛てがかり
読よまなかったあとがき 熱ねつの無ないイメージ
消きえかけた煙草たばこも 誰だれも彼かれもみんな
知しらない 知しらない 顔かお

螺鈿らでん細工さいくのように光ひかる世界せかい
壊こわせば二度にどともう戻もどせない
汚よごれた心こころのずっとずっと奥おくに
今いまも眠ねむったままだと 忘わすれていた笑顔えがお

今日きょうと昨日きのうと明日あすの全すべてが
一いち直線上ちょくせんじょうに並ならんでいるとは
限かぎらないってことくらい僕ぼくらは
わかりきっていたはずだったけど
君きみと僕ぼくとその間あいだの距離きょりと
ほんの少すこしの揺ゆるぎないものとが
きっとそう遠とおくない未来みらいに重かさなったら

その時ときが合図あいずさ