よみ:なつのゆうれい
夏の幽霊 歌詞
-
田口囁一
- 2015.7.1 リリース
- 作詞
- 田口囁一
- 作曲
- bermei.inazawa
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太陽たいように炙あぶられて
這はい回まわる蜥蜴とかげのようだ
忙いそがしい足並あしなみで
闇雲やみくもに年としを重かさねた
いつの間まに磨すり減へって
鈍にぶくなるこの胸むねさえも
蒸むしかえす郷愁きょうしゅうが薫かおっては
少すこし騒さわいだ
結末けつまつ忘わすれた映画えいがみたい
この青あおさはあの日ひの続つづき?
わからない
少年期しょうねんき特有とくゆうの熱あつの
その痕跡こんせきを辛かろうじて辿たどろう
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの道みちに
冷ひややかな影かげを落おとしている
さりげない焦燥しょうそうが風かぜに解とけ
薄うすれゆくのを感かんじては
手繰たぐり寄よせるようにまた
思おもい出でと伴ともに
痛いたみを確たしかめる
浮うかんでは消きえていく
雨雲あまぐものような俤おもかげを
微睡まどろみの嗅覚きゅうかくで追おいかけて
その手て触ふれた
蘇よみがえるものは蝉せみの音ねと
光ひかりを纏まとって笑わらった、
君きみは誰だれ?
少年期しょうねんき特有とくゆうの熱ねつが
鮮あざやかな夢ゆめみたいに囁ささやく
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの胸むねに
ささやかな刺とげを残のこしている
密ひそやかな感傷かんしょうが
止とめどなく膨ふくらんで僕ぼくを満みたす
君きみの手てを取とり歩あるく憧憬あこがれを
僕ぼくは忘わすれていたのに
大切たいせつだったこと やがて霞かすんで
少すこしずつ違ちがう自分じぶんになっていった
夕立ゆうだちに洗あらわれて 雲くもが過すぎたら
あの日ひと同おなじ青あおを待まつ
帰かえろう
あの夏なつが続つづくなら
もう一度いちど欠かけた想おもい抱だき寄よせて
ありふれた痛いたみでも
年としを取とる僕ぼくの栞しおりに変かえてゆく
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの胸むねに
ささやかな刺とげを残のこしている
這はい回まわる蜥蜴とかげのようだ
忙いそがしい足並あしなみで
闇雲やみくもに年としを重かさねた
いつの間まに磨すり減へって
鈍にぶくなるこの胸むねさえも
蒸むしかえす郷愁きょうしゅうが薫かおっては
少すこし騒さわいだ
結末けつまつ忘わすれた映画えいがみたい
この青あおさはあの日ひの続つづき?
わからない
少年期しょうねんき特有とくゆうの熱あつの
その痕跡こんせきを辛かろうじて辿たどろう
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの道みちに
冷ひややかな影かげを落おとしている
さりげない焦燥しょうそうが風かぜに解とけ
薄うすれゆくのを感かんじては
手繰たぐり寄よせるようにまた
思おもい出でと伴ともに
痛いたみを確たしかめる
浮うかんでは消きえていく
雨雲あまぐものような俤おもかげを
微睡まどろみの嗅覚きゅうかくで追おいかけて
その手て触ふれた
蘇よみがえるものは蝉せみの音ねと
光ひかりを纏まとって笑わらった、
君きみは誰だれ?
少年期しょうねんき特有とくゆうの熱ねつが
鮮あざやかな夢ゆめみたいに囁ささやく
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの胸むねに
ささやかな刺とげを残のこしている
密ひそやかな感傷かんしょうが
止とめどなく膨ふくらんで僕ぼくを満みたす
君きみの手てを取とり歩あるく憧憬あこがれを
僕ぼくは忘わすれていたのに
大切たいせつだったこと やがて霞かすんで
少すこしずつ違ちがう自分じぶんになっていった
夕立ゆうだちに洗あらわれて 雲くもが過すぎたら
あの日ひと同おなじ青あおを待まつ
帰かえろう
あの夏なつが続つづくなら
もう一度いちど欠かけた想おもい抱だき寄よせて
ありふれた痛いたみでも
年としを取とる僕ぼくの栞しおりに変かえてゆく
あの夏なつの幽霊ゆうれいは
声こえもなく僕ぼくの記憶きおくを揺ゆらして
今いまもまだこの胸むねに
ささやかな刺とげを残のこしている