母きずな 歌詞 エドアルド ふりがな付

今いまなら云いえる あの頃ころを
苦労話くろうばなしも 泣なかないで
明日あしたの見みえない その日ひの暮くらし
貧まずしさ憎にくんで したケンカ
泣ないていたでしょ 布団ふとんの中なかで
声こえを殺ころして 母ははきずな

この町まち捨すてて 逃にげようと
何度なんど聞きいたか 云いったやら
夢ゆめは人ひとごと しあわせさえも
言葉ことばに出だすのも 辛つらかった
日ひがな一日いちにち 働はたらきづくめ
我慢がまん我慢がまんの 母ははきずな

ごらんよあれを あの空そらを
星ほしを見みつめて 指ゆびを差さす
やっと気付きづいた このしあわせに
なんにもない このしあわせに
楽らくな暮くらしじゃ なかったけれど
生いきてよかった 母ははきずな