DESTINY 歌詞 布袋寅泰 ふりがな付

よく晴はれた日曜にちようの朝あさ
デートの約束やくそくに浮うかれて
おまえはパンを焦こがすだろう
ネクタイを結むすび
倖しあわせを神かみに感謝かんしゃするだろう
指名手配しめいてはいの殺人犯さつじんはんとして
テレビにおまえの顔かおが映うつし出だされるまでは

よく晴はれた日曜にちようの午後ごご
約束やくそくの時間じかんが近ちかづき
彼女かのじょはドレスを選えらぶだろう
昨日きのう拾ひろった男おとこを追おい出だし
慌あわててシャワーを浴あびるだろう
どの名前なまえでおまえと出逢であったのかさえ
思おもい出だせないまま

運命うんめいはただそこにある
迷路めいろを仕切しきる静しずかな壁かべの様ように
運命うんめいはただそこにある
ありふれた物語ものがたりを繋つなぎあわせたシノプシスの様ように
運命うんめいはただそこにある
束縛そくばくの接吻くちづけを待まつ紅あかい唇くちびるの様ように
運命うんめいはただそこにある
壊こわされるためにそびえる独裁者どくさいしゃの胸像きょうぞうの様ように

従したがうのもおまえ 逆さからうのもおまえ
おまえが平凡へいぼんな男おとこでも
多重たじゅう人格じんかくのフリークスでも
運命うんめいはただそこにある
運命うんめいはただそこにある

信しんじるのもおまえ 疑うたがうのもおまえ
恋こいした女おんなが天使てんしでも
悲かなしい色情狂ニンフォマニアでも
運命うんめいはただそこにある
運命うんめいはただそこにある